徹子の部屋 作家・曽野綾子

戻る
【スポンサーリンク】
12:23:54▶

この番組のまとめ

今日は ご主人の三浦朱門さんが去年 91歳で肺炎のためお亡くなりになりました。 作家で 文化庁長官もお務めになりました三浦朱門さん。 作家同士として 夫婦として63年間 ご一緒にいらした方を去年 お亡くしになったのでまあ…。 『夫の後始末』っていうのも相当 面白い…。 推理小説の題みたいですけど『夫の後始末』って。 そうですよね推理小説みたいですけども介護体験を おつづりになったそんな本ですが。

幸せな一生だったっていうのは三浦の両親と 三浦朱門とそれから息子は ちょっと関西の方に行っておりますけど私の母も ある年まで一緒に暮らしました。 ですから それを許された社会的環境と家族的環境が どっちもありがたかったと思って…。 本当に ご本なんか 拝見するとやはり 今 逃げ惑ってね親とも会えないような子どもがいたりとか食べる事もできない子どもがいたりとかそういう中で まあ ギリギリまでそうやって 病院でねちゃんと診てもらえたっていうのは良かった。

だから なんとかしてリンゴジュースを作ろうなんて思ってましたけどね。 でも とにかく 最期の9日間は末期医療の病院でご主人と一緒にいられたのは本当に…。 その時 みんなで「ハッピーバースデイ」を歌った?神父様がね南米で お務めになったりする日本の神父様なんですけどたまたま 帰ってきていらしたって思うんですけどね。 バースデイって言うんだってクリスチャンの方では。 それで 永遠の生を得られるんだから今日は お誕生日だって。

新聞。 新聞ね 朝刊?朝刊。 ですから 朝のね お目覚めおめざっていうのはね新聞だったんです。 で 何より早く行って新聞を取ってきて読むっていうのが まあ…。 新聞 取りに行って?フフフ…。 新聞…。 そうなんです 新聞…でもね 新聞の配達の方に救っていただいたんですよ。 そうしたら そこへねうちの まあ 働いてくれてたちょっと年取った方が見に行ってあら 大変だっていうけど男の人1人でどうにもならないと思ったらそこに あの新聞配達の方がいらしてくださっててそこへ 私が行ったわけですね。

「ご主人 寛大?」「寛大で いいかげんで 怠け者で」「えっ! 嘘!」「全然!」「私 結婚する時 言われたんです」「僕はね カーッてやる女房嫌いなんですって」「今日は 疲れたなって思ったらお茶碗 こんなにしたまんま寝ちゃう女房が好きだって」「いいですね!」「いいでしょう?」「三浦朱門さんってそういう方?」「そうなんです」「私 もう 夢にも思っていませんでした」「本当にそうなんです」「お書きになる作品を拝見してると三浦さんって厳しい方かと…」「そうですか?」「ちょっと思って」「自分の失敗した話っていうのを毎朝

なんですか? 反面教師っていう。 反面教師で。 去年 その ご主人が亡くなる本当に その時の月にコンサートに… とかなんか2回ぐらいいらしたんですって?そうなの。 それから 交響楽団の切符買ってあるからそして それをやめる…やめるのが常識だと思ったら三浦朱門さんの声が聞こえるような気がするんですね。 一万円札?一万円札。 ご主人 でも 「いい?」ってお聞きになった…? 可愛い!直助なの ええ。