バーベルを持って運動してらっしゃる この方なんと 今日のお客様女優の赤座美代子さん７４歳でいらっしゃいます。 それから 小野武彦さん前田吟さんそれから 高橋長英さん村井國夫さん。 栗原小巻と三田和代さんと。 で この方は そのあと『牡丹燈籠』という俳優座の映画があったんですけどそれにお出になってそれから 映画 ドラマなどで活躍してらっしゃる事で有名でいらっしゃいます。 その頃 ちょうど ほら 更年期でなんか あんまり体の調子が良くなくてですねで お医者様に行ったら子宮筋腫があるって言われまして。
お医者様に行ったら変形性膝関節炎。 私の場合はねちょっと膝が痛くてですねお医者様 何軒か行ったらその度に 大体痛み止めの注射を打ったりとかでなんか その場を なんだかごまかすみたいな感じでね。 で まあ だから４軒目ぐらいのお医者様にね「これはね筋トレした方がいいよ」って言われて…。 そのバーベルを上げるとこの… 大腿四頭筋っていうんですこっち側が 表っ側が。 で この裏っ側が大腿二頭筋というんですよ。 ３００回も腹筋？３００回 腹筋がこれがね 私 元々ね腹筋がこう 割れてる人が好きでね。
５５年前に俳優座養成所にお入りになって映画 『牡丹燈籠』で一躍有名におなりになりましてそのあと ３３歳の時に映画監督の藤田ビンパチさん…ビンパチさんと皆さん お呼びになった本当 有名な監督さんだった…。 ちょうどね その頃ね 結婚して…結婚する前かな？ 結婚してかな？よく ほら お芝居 見に行ったり映画 見に行ったり飲みに行ったりして帰ってくる時に私なんか 帰り道にね どこかおいしいレストランとか…。
でも サイパンへいらして すぐ？５月に多分 出征してもう その月かその翌月ぐらいに…玉砕ですからね。 岐阜県養老郡っていう養老の滝…。 有名な…孝行息子の話で有名なね養老の滝っていう所に…。 養老の滝っていうのは その当時親孝行の道徳的な…。 だから 私 桃とか柿とか今でもね 見ると本当に懐かしくてよく買うんですけどでも いつもね あの岐阜のね富有柿には かなわないとかねあの おじいちゃんが作ってた桃にはこんな桃は かなわないとかっていつも思うんですよ。
じゃあお母様のお着物 お召しになって。 どんな感じがしました？お母様の着物を着た時。 じゃあ お母様も きっとねお墓の中から喜んでね…。 美人で有名… 美人で有名なお母様だったんでね。 お母様？お見合い用っていうかなんかね 岐阜の養老の駅前を彼女が お友達と歩いていたら父が見初めたらしいんですよ。 「あの子は どこの子だ」って言って近所中 聞き回ってどこどこ… 田中家の美津子だっていう事になってそれで人を介して お見合いを申し込んだらしいです。 でも お母様のお残しになった物そこにもあるの？はい。
父がですね 遺書っていうか行く時にね 皆さんに幼い兄弟を残して行く…子供を残して行くし母も ちょっとあんまり体が丈夫ではなかったもんですから遺書を残して行った時にねみんなに一人一人 名前書いて誰々君 何々ちゃん 何々君美代子ちゃんって書いてって…。 一人一人にね色んな事を書いてたんですけど最後に私のところにね「美代子君」って書いてあって「美代子君は 頭がいいから最高学府まで行くように」って書いてあるんですよ。