バドミントンジャパンオープン。 日本は先月の世界バドミントンで史上最多となる6個のメダルを獲得。 ヘアピンの応酬、来た!桃田、ガッツポーズ!準決勝で世界ランク1位のアクセルセンを撃破しここまで4試合すべてで1ゲームも落とさずバドミントン舞台は2年後の東京オリンピックの会場です。 さあ、いよいよジャパンオープン決勝ということで日本のエース、桃田賢斗陣内さん、非常に順当に勝ち上がってきましたね。
やはり桃田君世界チャンピオンになってこの決勝の舞台に本当にふさわしいですよね。 ですから、オリンピックや世界バドミントンと並ぶようなそんなクオリティーの大会です。 桃田選手、そして相手がコシット・フェトラダブです。 なので、最初は桃田君のラリーに対戦相手のフェトラダブですが世界ランキングは26位ではあるんですが1回戦で世界ランク2位の選手を破り準々決勝は、リオの金メダリストシン・リュウを破ったんですね。 桃田とフェトラダブの対戦ということになります。
フェトラダブは結構、攻撃的なポイントが1つ、キーポイントになってくると思うんですが逆に桃田君はこういうドロップの技術が非常に高いので、こういうエースショットが取れますよね。 すべて頭の中にインプットしていくと思うんですが今見ていますと正面を向いたままクロスに打ったりストレートにスマッシュを打ったりしているのでその反応をどうしようかということを桃田選手は今、考えていると思います。
今、桃田君点数を取りに行ったんですけどまずサービスレシーブで足を止めて攻撃をして変化をつけたんですね。 たぶん自分が打ってるところでは全部桃田選手に取られていくのでもっともっと厳しいところに打たなければいけないというのが今のミスにつながってくると思うんですね。 小椋さんここまでいかがでしょうか?タイの選手はスピードが速く攻撃的なプレーヤーだということを桃田選手わかっていまして入場するときの待機場所で出だしからスピードを上げていけるようにかなり入念に動きのチェックをしていましたね。
フェトラダブとしてはそんなポイントの取り方が目立っています。 桃田君もネット前の技術が非常に長けていて主導権を握れるんですがフェトラダブもこのネット前の技術非常に長けていると思います。 ただ、桃田選手は世界の3本の指に入るネットプレーの質の高さなんですがそれに負けてないですよね。 さすがはこの決勝の舞台に上がってきたタイのフェトラダブ。
じわじわと桃田が相手を追い込むというこの第1ゲームもそうなんですがこのあとの第2ゲームに向けても色々な伏線があるのがこのバドミントンの面白いところです。 桃田選手これまで全力でスマッシュを打っていたかと思うと今みたいにクリアを挟んだりカット、ドロップを打ったりしますよね。 ダイハツ工業はグループスローガン「Light you up」のもとバドミントンを通した取り組みを行っています。
画面手前に桃田奥にタイのフェトラダブ。 フェトラダブの立場からすると池田さん、第2ゲームの立ち上がりというのはどんな意識がありますか?1ゲーム目の11点までは非常にフェトラダブとしてもいいゲームプランだったと思うんですよね。 フェトラダブもこの大会で言いますと強豪相手に勝ってきているんですが今年の戦いを見ると例えばマレーシアオープンのときには世界ランク1位のアクセルセンに第1ゲームを取られたあと第2ゲームを取り返してるんですね。
桃田君の背中側からのストレートのスマッシュが1本エースで決まった。 相手もそれを見ているのでスマッシュが決まらないなという意識になってきますよね。 先ほどフェトラダブとしてはクロスに打ったスマッシュが取られたというところで今度は逆サイドではありますがより厳しく行かないと取られてしまうんだという。 身体能力というお話がありましたがスタミナというところでも後半まで粘ってくるのがフェトラダブでもあります。
そのコーチはアトランタオリンピックのダブルスの金メダリストで今、タイの強化を図っている。 今までの戦いではこのタイの選手攻撃が決まっていたんですけど桃田選手に対してほとんど決まっていないので打つ場所がないようなそんな心理状況になっているようにも見えますしまた、桃田選手はあえて攻撃をさせているようなそんな余裕、気持ちの強さを感じますね。 スピード感、体のキレそこにタフさも兼ね備えていますコシット・フェトラダブ。
それは桃田の想定以上にフェトラダブが…。 ということは桃田もリードは奪っているもののフェトラダブの脅威も感じてますよね。 今大会自分で勝負だと思ったところで声が出ますよね、桃田選手は。 桃田選手ものすごく前の位置で取っていますね。 桃田の位置ですねポジションですね。 ジャンプして打つときにどうしても桃田君のスマッシュというのはサイドをイメージしなくてはいけないんですけどやはりフェトラダブとしてもサイドを意識してボディーまでは意識できなかったですね。 桃田賢斗が15対11とリード。
ジュニアの頃から憧れていたというこのジャパンオープンの決勝の舞台です。 8月に世界バドミントンを制したそしてこの東京オリンピックの会場でのジャパンオープン。 桃田賢斗ジャパンオープン優勝へ。 チャンピオンシップポイントです。 これでチャンピオンシップポイント。 このダイハツ・ヨネックスジャパンオープンの舞台で日本男子が初めて頂点に立った。