今日は 国民的女優さんをお二人 お招きいたしております。 だいぶ前の事にはなりますけどもまずは『おはなはん』をおやりになりました樫山文枝さんとそして 『旅路』をおやりになりました日色ともゑさんのお二方においでいただいております。 お二人とも 劇団民藝の方です。 今から５０年前朝ドラのヒロインとして日本中を沸かせたお二人です。 劇団民藝を担うお二人の女優さんです。 樫山文枝さんと日色ともゑさんなんですけどお話 伺いたいと思いますけど。 これは 昭和４１年『おはなはん』の樫山文枝さんです。
だから 何が大変って結婚した時 異文化交流ですね…コミュニケーションで」「綿引家はですね すごく働き者で彼も朝早く動いて本当に 晴れてる日は休んでないんですよね」「朝早いんですってね」「そう！」「ですから 時々 あなたがこれから寝ようかなという時にご主人が起きてきてすれ違う時があるんですって？」「“これから寝ます”“おはよう”っていう感じで」「ごはんは できるほうが作ればいいっていうそういうお考えなんですって？」「この４０年間 そうですね」「別に無理して起きる必要もないし」「このまま元気でいってくれたらあ
今日の こういうようなピンク色のちょうちん袖の可愛いネグリジェを着てそれで みんなでこれから休もうっていう時に「何か お話してくれない？じゃないと寝られないの」って…。 お二人は 劇団民藝の女優さんでいらっしゃるんですけどもやっぱり なんといっても宇野重吉さんから随分 教えておもらいになった事も多かったと思うけどどんな事を…。 ああ…！宇野重吉さんってね 皆さん懐かしくお思いになると思いますけど。
「裕次郎そりゃ お前の負けじゃよ」「どうしたら勝てる？ 和尚」「雨が降ったらの傘を差すのよ」「悲しみとは？」「娘に恋人ができた事よ」「では 喜びとは？」「その男とな 一杯やる事」「フッ」「ハハハ…」♪～「よろこびの酒」♪～「松竹梅」随分 昔ですけど 懐かしいですね。 宇野重吉さんと裕次郎さんとのつながりはああいう風だっていうのはご存じでした？はい。 日活の映画 見てるとね悪い社長とか 悪い大金持ちとかそういうのに民藝の人がどんどん どんどん出てくるからなんで こんなに？ って思ってた。
あの… 日色さんは決意をしている事がある？あっ…。 私… ちょうど 宇野先生が亡くなられたあとだったので「これから あなた 劇団 大変よね」って言われたあとにこれから 自分は 頑張っていかなきゃいけないんだな…。 今は 一応 区切りはつけたいなとは思いながらも舞台の仕事って 先に 先に 先に決まってしまうので。 なかなか 俳優同士の夫婦でねうまくやっていく人って珍しいもんね。 日色さん あれでしょ？今度 おやりになるんでしょ？そうなんです。