解説はアテネオリンピック団体の金メダリスト米田功さんです。 この日本代表ですが内村をはじめ白井健三、田中佑典というリオのメンバー。 日本は予選が3位通過ということでこの1種目め、そしてトップバッターの内村選手が今日の1日をかなり方向付ける大事な場面だと思います。 誰よりもこの団体に強い思いを抱く内村航平が息を吐いてスタートしていきました。 2年前のリオオリンピック。 内村航平、金メダルへの着地!団体でメダルを獲得すると東京オリンピック出場が決まる大一番だ。
予選では、最初のブスナリからやや不安定途中落下もありました。 本来の演技をすればEスコア、しっかりと乗ってくるのでそういった判断はすばらしかったと思います。 実は予選では日本、4人演技したうち3人が落下をしていた。 予選の場合、4人が演技して上位3つのスコアが採用されるんですが決勝は3人が演技をしてそのまま3つのスコアが採用されます。 谷川がこのあと日本、あん馬の演技。 あん馬を演技するのは日本内村、萱、谷川。 白井健三、田中佑典はあん馬は演技しません。
そして、3種目めは去年、白井健三選手が金メダルをとった跳馬があります。 そして、5種目め内村選手が得意の鉄棒。 最後も去年、白井健三選手が金メダルをとったゆかがあるということで後半に強い種目がありますから期待大です。 大だし、特に苦しいあん馬もしっかり乗り切りましたから大きな力になると思うんですが今回、団体でメダルをとると東京オリンピック出場が決定ということですが改めて今回、団体で戦う日本の選手を見ていきたいと思います。
ただ、日本選手はそこまで力技を得意としていないのでその分、今までどおりやって確実に得意な部分というとやはり最後の着地ですね。 日本はトップバッターとして萱そして谷川。 萱和磨の最後の下り技はF難度、伸身2回宙返り2回ひねり。 伸身だとF難度0.1の差をしっかりあっと、落下!中国にミスが続いている序盤。 今、どうでしたか?途中のフロップもE難度がD難度だったような記憶もしますし、旋回自体はすごくきれいに回っていました。
輪と輪の間に入るスペシャリストと比べるとやはり全然違うんですけどもオールラウンダーとしては合格ラインのすばらしい、真っすぐ伸びた姿勢だったと思います。 世界には、つり輪のスペシャリストがいましてつり輪専門という形ですごい体をして力技をやってくる選手がいますが谷川はオールラウンダーですから。 予定よりもDスコアは下げてきたなというクキセンコフのあん馬の演技。 そしてロシアのクキセンコフと日本の内村航平。
日本、3種目めはまばたき厳禁の空中芸術、跳馬。 2人の王子に期待がかかる!去年の種目別ひねり王子、白井健三は…。 これぞ谷川航!跳馬以外でもフィニッシュをピタリと決めるその美しさに2人の王子が得意種目で高得点を狙う。 現状、跳馬は最も6種目のうちでは得点が出やすいということでイギリスやブラジルというすでに跳馬を終えたチームが日本より上にいっていますがですから、白井や谷川はDスコア5.6という技を飛びますので9.4ということは…。
ただ、白井も予選から得点を上げてきていますので非常に日本としては、すばらしいスタートを切っています。 大技ブラニクやロペスD5.6という跳躍も持っていますが画面表示ではドリッグス、D5.2。 見事にチームとして決勝に進出してきたオランダ、ゾンダーランドの鉄棒の演技でした。 それぞれの種目のスペシャリストを見るのも非常に世界体操の面白いところ。
あとは3種目ということですが平行棒ですよ。 谷川選手も平行棒は得意というので期待できますね。 日本、平行棒に向けて各選手がウォームアップを続けています。 ただ、この平行棒というのは米田さん、世界的に今非常に得点が出ますよね。 ロシア、中国もこの平行棒は得意としていますから。 ロシアと中国がこのあとのローテーションで平行棒にきますからなんとかまた突き放しておきたいところ。 田中の平行棒はどんなところが見どころですか?その3つあとに棒下ひねりという試合を追うごとに強さが増してきています。
ダラロヤンも跳馬種目別では2位で決勝に進出をしています。 予選では演技をしなかった平行棒。 跳馬、平行棒は中国は強いですよね。 中国は今、跳馬このあと平行棒、鉄棒というローテーションで最後となっていきます。 予選では白井健三、萱和磨が演技をしたんですがこの決勝では内村が入りました。 非常に高くまた、減点もなかなかしづらいところなのでその部分でE難度を取って最後に得意のF難度で着地を決めて高得点の15点に迫る演技をしてほしいなと思います。
この種目の世界王者・白井健三が驚異のひねり技を披露する。 日本は、鉄棒を演技するのは白井健三そして田中佑典、最後に内村航平が登場してきます。 そして白井健三はなんといっても、このあとゆかも控えていますが鉄棒も強化をずっと続けてきましたね。 予選で少しミスが出ているのでその分では伸びしろがあるので白井選手も点数を伸ばすことができます。 とにかく内村、田中白井というリオの金メダルを経験しているメンバーが3人そろって鉄棒を演技していくことになります。 攻める演技が白井選手の特徴なので。
田中佑典が初めて世界体操に出場したのは、もう7年前2011年です。 4度目の世界体操2年ぶりの日本代表復帰。 少し近いんですけどそのあとの車輪にきれいに続けるところが田中佑典選手の技術ですね。 田中の得点Eスコア、出来栄え点鉄棒で8点台はすばらしい得点です。 そして、平行棒を演技している中国。 リオ、更には2015年の世界体操で日本に負けた悔しさも知っていますし2014年の中国の金メダルも経験しているのがトウ・ショテイ。 中国、ロシアは平行棒でそして、日本は鉄棒で緊張感の続く演技。
足首の痛みをこらえながら最後まで6種目個人総合にも出場する可能性を探り続けた内村航平。 去年の世界体操種目別、平行棒は銅メダル。 ロシア、中国の平行棒の得点というのはベルヤフスキーは、ロシア平行棒、2番目に演技をしました。 Dスコア、予選は6.6でワールドカップのときのドーハの大会では6.8という演技構成を行っていますので。 中国もスウ・ケイエン選手が来てから全体的に演技がきれいになりましたね。 最後の平行棒の中国のスウ・ケイエンの得点。
内村、田中というベテランがゆかに関しては声援を送る側に回る大学4年生トリオがしっかりとそのベテランたちの支えを胸に演技をするということになりました。 中国の選手はトカチェフという技をたくさんやってきます。 伸身のトカチェフ。 伸身のトカチェフの半分ひねるモズニクという技ですね。 そして、予選では伸身姿勢が認められず1つ難度を下げられてしまうというところもありました。 内村と田中のベテラン2人はこのゆかは最後は後輩たちを見守ることになります。 日本では内村、田中のようにロシアでは3位が日本、4位がアメリカ。
中国はリン・チョウハンです。 これは中国としても世界一奪還へ向けてミスが許されない状況です。 あとは、日本は白井健三を残すのみです。 4位、アメリカとは5種目終わって2.6ほどの差ですから恐らく大丈夫だとは思いますが。 この大会で使用される中国製の床にリ・ジョンソン、G難度ラインオーバー出ましたかね。 そして、中国はショウ・ジャクトウが登場しました。 東京オリンピックの出場権を確定させたという日本の団体です。 リザーブの谷川翔選手も含めて6人でドーハで戦ってきたという日本代表のすがすがしい姿がありました。
ロシアの世界大会の金メダルとなると96年のアトランタオリンピック以来。 ロシアが実に22年ぶりに世界大会で中国が、なんと0.049差で金メダル!最終結果が中国、ロシア、日本。 日本としては、今大会谷川選手、萱選手がこの決勝において谷川選手、4種目萱選手5種目とこれを経験できたことが僕はすごく大きかったんじゃないかなと。