第72回福岡国際マラソン

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この番組のまとめ

東京オリンピック代表選考レース第72回福岡国際マラソン。 1番、エリトリアの23歳ゲブレスラシエは2015年北京の世界選手権史上最年少当時19歳で制した金メダリストです。 更には日本勢、野口拓也がいて川内優輝は4月にアメリカの伝統のボストンマラソンを瀬古利彦さん以来日本選手として31年ぶりに優勝しました。 24番、中本健太郎はロンドンオリンピックで6位3度の世界選手権すべてトップ10に入っています。

ざっと見ているとペースメーカーがいてその後ろに海外招待選手がいて白の上下のランニングウェア設楽悠太は全体の5番目から6番目を走っています。 この記録、それから福岡勝負も楽しみですがもう1つご紹介しなければならないのはこの福岡は来年9月に行われるマラソングランドチャンピオンシップ東京オリンピック代表決定レースの出場権獲得がかかるすなわち東京オリンピックの予選レースです。 日本人上位6位以内に入れば来年9月15日に行われるマラソングランドチャンピオンシップの出場権を得ることができます。

ただ、酒井さん、ともにゴールの目安と出ていますが2時間6分35秒というのは大迫選手の日本記録2時間5分50秒にも迫るタイム。 ただ、今日の場合はタイムもそうですが設楽悠太はタイムはどちらかというと去年の大迫のタイムを頭にターゲットタイムという話をしていましたね。 黄色いナンバーカードが国内招待選手。 その中でもナンバーカード21番設楽悠太に注目が集まりますがなんとナンバーカード3番ビンセント・キプルト。

ナンバーカード3番今、お話にありました世界の舞台でメダルも取ってきたケニアのキプルト5分台3度6分台3度の実力ランナーですが今年2月まさに設楽悠太が日本記録を出したレースもやはり途中で右の太ももに違和感を感じて中間点までは先頭集団にいましたが途中棄権をしたランナーです。 この福岡と同じくマラソングランドチャンピオンシップへの出場権をかけた1つのレース。 スペシャルテーブルに選手たちがそれぞれ用意したスペシャルドリンクが置かれています。

まずは最初の給水地点を選手たちは通過しています。 まもなく先頭集団は7kmを通過します。 この大会は進学、就職、転職住まい、結婚など人生の転機をサポートしすべての人たちの成長と成功のきっかけを幅広く提供する情報サービスカンパニーマイナビの特別協賛でお送りしております。 神野大地は設楽悠太たちの1学年下。 少し集団も野上さん、縦長1人ずつこぼれる選手も見えてきましたか。 先頭集団は大集団縦長へと変わってきています。 1km3分ペースで引っ張るペースメーカーのすぐ後ろにおよそ20人の大集団がいます。

東洋大学時代は服部勇馬は設楽悠太と駅伝でもたすきをつないだりというのもありました。 今、藤田さんから少し汗の話もありましたがまさにこの福岡でマラソングランドチャンピオンシップ出場権獲得を絶対に取りたいんだ狙っている選手の1人ですよね。 給水がいかに大事かというのを発汗量も含めて服部勇馬自身がわかっているということですね。 服部勇馬もナンバーカード27番7番のテーブルから給水を取っています。 それからその前には69番、旭化成の深津卓也がいてこの川内、少し後ろ瀬古さん、今年4月ボストンマラソンで優勝しました。

今年2月の東京マラソンも右の太ももを気にしていたビンセント・キプルトです。 一方、1号車、先頭は野上さんどういう状況ですか?先頭集団から川内まででもう25秒以上の差。 旭化成の深津もMGC・マラソングランドチャンピオンシップ市田兄弟になります。 この市田兄弟の更に1学年下に神野大地や服部勇馬。 大学駅伝で競ったメンバー同士がこのようにマラソンで競り合うというのは非常にいい傾向だと思います。 この中には国内招待の富士通の26番、荻野皓平それから海外一般54番のオーストラリアのロビンソンらも含まれています。

タイムだけ見ればマラソングランドチャンピオンシップ出場権の獲得圏内だったんですが日本人7位ということで日本人6位のサトウに38秒届かず。 今回、福岡ですでに資格を持っている選手を除く日本人上位3位以内ならば2時間11分以下。 高速レースになって2時間10分以下ならば日本人6位以内にまず出場権が与えられるわけですが更にワイルドカードと呼ばれる期間内の国際陸連公認レース2大会での平均タイム2時間11分以内という条件もあります。

ロンドンオリンピックで6位世界選手権ではすべてトップ10本当に日本男子マラソン界をずっと引っ張ってきて左上、出ていますが出場権もすでに獲得していて若いランナーたちもこの中本さんのような30代中盤のランナーになりたいと話している選手です。 ロンドンオリンピックですか男子マラソン、北京もリオデジャネイロも優勝していません。

進藤さん、ナンバーカード1番3年前の世界選手権のチャンピオンゲブレスラシエが遅れ始めました。 ですからナンバーカード3番のキプルトあるいは1番のゲブレスラシエ海外勢の有力ランナーが早くも遅れるという状況で日本選手、14年ぶり優勝への期待も高まるという状況で20kmを前にしています。 ただ、そのあと2016年冬のニューヨークマラソンを最後に思ったようなレースができずに右ひざ、それからアキレス腱の痛み、怪我に悩まされて久しぶりの完走を目指したいというコメントも残していたギルメイ・ゲブレスラシエです。

この1kmのラップタイムで言っても3分2~3秒ということでちょっと1kmの前後があるような状況です。 集団が10人ちょっとに絞られてきましたので給水も比較的取りやすくなってきましたね。 先頭集団は20kmを1時間0分16秒で通過していきました。 先頭集団は15人に絞られています。 ゲブレスラシエなんですがすでに1分3秒差先頭とはついています。 そして、まもなくゲブレスラシエが第2集団に吸収されそうな状況になりました。 明らかにゲブレスラシエ足取りが重くなっています。

この中でナンバーカード69番先ほど給水を取り逃した設楽悠太に給水を手渡した高久龍がこれで先頭集団今、日本人ランナーということに限ると12人です。 その中ですでにマラソングランドチャンピオンシップ来年9月に行われる東京オリンピック代表決定レースの出場権を持っているのはナンバーカード21番の設楽悠太それぞれのMGC出場権を獲得するためのタイムもありますから時計を見ながら走らないと駄目ですね。

今回はオフィシャルカーとして滑りやすい雪道でも走れる選手たちは片側4車線博多駅と博多湾をほぼ一直線に結ぶおよそ2kmの大博通り。 25km地点が近付くところですがやはり先頭集団からナンバーカード28番福岡西鉄所属の福田穣それから62番、一般参加GMOアスリーツの山岸宏貴。 海外招待選手歴代チャンピオンの1人エチオピアのツェガエ。 ナンバーカード21番前の日本記録保持者になった更には今、途中で消えてしまいましたが一般参加の選手もいて選手たちはいよいよ勝負の国道3号戦に入ってきています。

大学時代はエースとして箱根駅伝優勝はもちろん4年生のときには全日本大学駅伝今日、放送席の酒井さんの男泣きもありましたあの涙の初優勝をもたらしたのがこの服部勇馬でもあります。 ただ、大学時代からマラソンに挑戦するなど強い意識を持っていた選手ですね。 2年生で30km学生新記録を出してからリオ五輪はマラソンで出たいという3年生、4年生でマラソンに挑んだんですが特に実は4年生の福岡マラソンは出場も考えていました。

それから一般参加の橋本旭化成、市田孝そしてナンバーカード98番再三、お話にも上がっています駒沢大学を卒業した窪田忍です。 誰がレースを作るか動かすか、どういうふうに予想されますか?25番の園田選手彼、スピードはないですけどスタミナがありますから一気に押していくような感じはしますね。 2年前の福岡で一般参加ながら川内優輝に次ぐ日本人2位。

改めて先頭集団海外勢2人それから日本選手が1、2、3、4、5、6人。 MGCで言うならば園田と設楽はすでに出場権を獲得していますが日本勢、残りの4人はまさに勝負も大事になってくるという中で進藤さん、ちょっとまだ動き出すという状況ではなさそうです。 更に大迫がもう一度、日本記録を塗り替えて瀬古さん、東京オリンピックに向けて瀬古さんをはじめとした陸連の皆さんが作ったこのシリーズによって一気に男子マラソン界は活性化してきました。

このレースで権利をつかんで来年9月東京オリンピック代表選考レースに出場できるかどうかというところをまさに神野、あるいはナンバーカード28番、福田穣それから62番の山岸。 その後ろにピタリと窪田がついて横に服部勇馬設楽悠太は集団の真ん中後ろ。 服部勇馬は今、周りを見る余裕が少しありました。 日本選手はここまで6人通過していますから設楽悠太が給水を取った姿が見えましたが園田も取って服部勇馬も取って今、折り返し地点野口も来ていますが。

東京マラソンのときも一時は日本人のトップを明け渡しながら最後の粘りの走りで日本記録へとつなげていった設楽ですがただ、先頭からはもう一気に10秒以上の差50mほどの差がついているという状況。 ですからとにかく外国勢と自分は勝負をするんだとそういう強い気持ちを持って35km以降の恐怖心に打ち勝ってほしいなと思います。 服部勇馬は4度目のマラソンです。

どうしても4位以降になってしまうと2時間10分を切らなければいけなくなりますのでその辺のプレッシャーというのが精神的にかなりのしかかってきますのでまずは日本人の3番以内をキープするというのも大事でしょうね。 このレースでいうならば設楽悠太、園田隼はこの日本人順位には絡んできません。 ですから現状整理すると日本人トップは服部勇馬。 MGC出場権だけをかけたレースで見るならば日本人2位、3位が窪田忍と橋本崚ということになります。

ぐんぐんと服部勇馬が14年ぶり日本人制覇に向けてペースを上げています。 服部勇馬4度目のマラソンです。 この福岡で今回はどこかしら今まで慎重な自分だったけどチャレンジしたいと話していた服部勇馬です。 大会前の服部勇馬の戦略改めて聞いてみましょう。 2時間7分台ということになればもちろん文句なしにマラソングランドチャンピオンシップの出場権獲得もそうですし去年、この福岡で大迫傑が2時間7分19秒当時の日本歴代5位というタイム。

なお、35km通過地点後ろの園田、窪田設楽悠太、橋本崚の4選手とは23秒差。 そして、先頭の服部勇馬はまもなく37km地点を迎えようとしています。 同学年の大迫傑が続いて酒井さん、この服部勇馬の心境を察するに、先輩たちへのライバル心というのは当然あるでしょうね。 やはり設楽選手、そして大迫選手彼らたち世代が非常に強いですのでその世代に向かって服部勇馬も次のレベルに行くんだという東京オリンピックを目指すためにその次に入らなきゃいけないんだというふうに考えてほしいと思います。

設楽悠太が瀬古さん、また前に出ました。 酒井さん、これが設楽悠太なんでしょうか?彼、表情を変えなくてもスタミナがあるんですね。 その後ろの窪田、それから橋本にとってはマラソングランドチャンピオンシップ出場権をかけた残り5kmを切っています。 35kmの通過地点では神野と川内には1分以上の差があったわけですが川内の強さもそうですがとなると、瀬古さんちょっと神野がこのペースダウンというのが心配にはなってきました。

大迫傑が去年40kmを通過したときが2時間21秒でした。 2時間21秒で大迫傑は去年通過をして最終的に2時間7分19秒でフィニッシュしています。 大迫の通過タイムが35kmから40km去年15分18秒かかりましたが藤田さん、間違いなく14分40秒台あるいは30秒台も狙えるようなものすごいペースアップですね。 40kmのタイムは大迫君よりも遅くなりそうですがこのペースを維持できれば2時間7分前半まで見えてくるので、ぜひそこまで狙ってほしいですね。

いわゆる後半に上げていく特に大迫傑のこのマラソンで味わってきたのを目の前で見てきたと思います。 初マラソンのときも最後、失速してしまったので今年になって大迫傑が2時間5分50秒の日本記録設楽悠太も2時間6分11秒井上大仁が東京で2時間6分54秒。 大迫傑や設楽悠太とは2学年下になります。 彼と一緒にいたことで私もマラソンを目指さなきゃいけないと思えたその服部がまもなく41kmに向かおうとしています。 このまま行けばマラソングランドチャンピオンシップ出場権獲得は間違いありません。

日本男子マラソン界がついに突き抜けた2018年その始まりは設楽悠太の日本新記録でした。 締めくくるのは服部勇馬の歴史的優勝になりそうです。 服部勇馬、歴史的優勝へ向けていよいよ平和台陸上競技場がその証人になります。 大歓声に迎えられて初めて服部勇馬がサングラスを取りました。 そして、また声援を聞きながらまだこの平和台には服部勇馬に続く選手は誰も入ってきていません。 しかし、設楽が大迫とともに火をつけ服部勇馬が続いていった設楽悠太も今、福岡に戻ってきます。 ただ、そこに新たな後輩服部勇馬も入ってきました。