さて 今日のお客様ですけど去年 肺がんの手術をなさったというので心配しておりましたがもう お元気にピンピンしていらっしゃってくださいました。 で またね 歌丸師匠が7月の2日にお亡くなりになってお送りをして…。 それが歌丸師匠の四十九日なんです。 ええ? 私は ここで歌丸師匠がね黒柳さんと話してる時にそれで それからじゃあ どうしましょう。 手術の方がいいか外科と投げ合いしてくれて外科の先生が「じゃあ 取っちゃいましょう」「手術しましょう」って。
そうかと思うとね術後補助的化学療法っていうんですか?まあ いわゆる簡単に言えば 抗がん剤。 今度 これ説明してくれる先生が真面目な楽しい先生でね。 で リハビリは何かやってらしたんですか?リハビリってね「歩きなさい」って言われて歩かされた事と…。 やっぱり しゃべるのが一番リハビリですね。 だから 毎月血液検査するでしょ? ねっ。 「白血球が減少して免疫力が落ちますから感染症に気を付けてください」「人混みに出ないでください」って。
うちの兄貴がね 一昨年先 逝っちゃったんですよ。 次男坊ですけども兄貴がいないんだから私が喪主でやるしかないけれども。 でも お母様ちょっとですけどもあの方に… 石川さゆりさんに似てらっしゃいますね。 でも 31歳で真打にあなた おなりになってその時 お母様がくだすったご祝儀が あまりの額に驚いた。 その日帝国ホテルでやったんですけども生意気に。 だから 母ちゃん すごいのは私 大学入った時入学金 借りたんですよ。
「母ちゃん 小学校 どこだっけ?」って言ったら「鉄砲洲小学校」。 「鉄砲洲小学校!」って。 だから 鉄砲洲小学校と全然 関係ない話に…。 談志師匠は 人生成り行きだけど僕は流される人生。 その作法道にのっとってで 得度をして出家ですから法名ってお坊さんの名前を頂いた上に血脈といって仏縁を結びましたという…。 それで 本山の方ではこれを約して圓生泰通っていう…。 僕 会泰通っていう本名の音読みにするんで圓生泰通っていう。
「5歳から寄席にお出になりましてその時は 義太夫でいらしたそうでございますが…」「何を食べたら いい声が出るとか食べちゃいけないとかっていう食事制限も大変…」「そうなんですよ」「お正月になっても あんまりお餅食べちゃいけないとかね」「みかんは食べさせない。 それから ナスはいけない」「ええー 天ぷらはいけない」「で 10歳から落語家になるとおっしゃって食事制限が そこでなくなった…」「なくなったわけだ」「氷あずき食べたいなと思ったら噺家になれたからね食べてもいいだろうと思って…」落語やってるみたい。
出家なさって食べちゃいけないものとかいうのはあるんですか?いや 僕ね 思うんですけどね修行してそして 極楽往生したらばみんないい人ばっかりじゃないですか。 だから 多少悪さして地獄へ落ちてカンダタの『蜘蛛の糸』じゃないけども下支えするんだってふざけて言ってるんですよ。 今度 札幌でもね「落語まつり」ができましたしね5月に。 落語プレゼントして。 ですけどねもう一人の自分ができました。 うん そういう?気楽にさせてくれる叱ってくれるのが…もう一人の自分ができましたね。