今日のお着物なんですけどまあ 皆様 ビックリしますね。 なんていうオシャレ!っていう感じなの。 あなたは…黒い所も全部 コーデュロイ?あっ それで…これでパッチワークになってて赤い生地と黒いのとこっちの柄のと全部 はぎ合わせてるんです。 お着物の生地をちょっと挟んである御御帯。 それで ご主人はご主人であの黒い所全部 コーデュロイですってね。 へえ オシャレな…。 ハハハハ…!オシャレな… オシャレ。 紫藤尚世さんっていう着物のデザイナーの。
それでも奥様にしかられたっていうか「それはイヤ」って言われたのは「先生に頼むから」っていって…言われたから頼んであげて無理言って ちょっと仕事の隙間で行ったんです。 もう 即電話しました。 お茶の こういうのを取ってね空のお茶わん置いてあなたが作ってくれたのを当然のように こう置いたのが今は 自分でいれるようになったって?自分で いれるようになったし。 舞台の時 一番困っちゃうねごはんね。 村井家の…村井家のって言うのか 音無家の。
香りを出して そこにポン酢…ポン酢を混ぜてアツアツのをジャバッと こう…。 …のお料理とこれは なんだろうな?ちょっと お野菜やなんかだとわかんないね。 これは きっと春菊とサクラエビかなんかかな。 これ ロールキャベツですね。 へえー! ロールキャベツ。 お家でのお料理 見れましたけどご主人がいない日お嬢さんと2人でね食べる時のごはんちょっと見せていただきます。 もうねお好み焼きだとか焼きそばだとか 野菜炒めとか納豆と ご飯とかね。 音無さんのお家というか村井さんのお家の冷蔵庫の中を…。
お茶を飲むというそういうタイプなんですよね」「結婚したばっかりの頃ね本当に こういう所ああ… ああ… って感じでね」「こうなすってゴミがあるっていう感じ?」「…とかね 外で待ち合わせして2人のコスチュームがまるで違うと今日は帰ろう とかね」「それから ワイシャツのボタンが外れてるとどっかでボタンが売ってないのか…ワイシャツ買って着替えちゃうとかね」「取れちゃってたりすると?」「ええ」「外れてるとかボタンが取れたりすると?」「昔は そうでしたけどねだんだん やっぱりご一緒に… ええ一緒にさせていただくと習い
「あれから三十数年です」「長い結婚生活の間にはあなたが嫌いになったりイヤな男と思った事もそりゃ何度かありましたけれど少し冷静になるとこんな事で私たちの歴史にあなたに つらい思いをさせてしまいました」「どんなに あなたを悩ませ苦しませてしまった事か」「自分は妻に何もしてあげられなかったとわがままな亭主と思われがちですがまあ多少そんなところもありますが実は 私より ずっと繊細で慎重で 強そうに見えて強がっている… だったりする」「私より ずっと優しくて気配りができる人」「芝居に対しても純粋で努力家で 情熱的で