ドラマスペシャル 無用庵隠居修行4

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この番組のまとめ

はっ… 嫌ーっ!大変だ! 大変だ!またもや出たよ!恐ろしい恐ろしい事が起きたんだ!さあ さあさあ 大変だ! 大変だ!辻斬りだ 辻斬りだ!両国橋辺りで斬られたのはなんと遊女だ!これで これで これでなんと六人目だ! 六人目だ!ええ?おい おい おい!こりゃまたひでえ事 書いてあるぜ。 さもなくば斬る!ハッハッハッ… 俺がそんなに金持ちに見えたか?うるさい!江戸城の大番士であった日向半兵衛は隠居したばかりの元旗本である心配するな 峰打ちだ。

もうやめて! もうやめて!おお 新太郎!持ってきてくれたか?ああ…。 ああ 助かる! 佐藤様は舌が肥えておられるからなあ。 おっ 新太郎。 ついでに これを佐藤様のところへ届けてくれ。 半兵衛殿!お待ちしておりましたぞ。 あなた! 半兵衛様が お約束を違えるはずなどありませぬ。 えっ?お約束どおり奈津様と。 佐藤様日向新太郎にございます。 それに 佐藤様のお嬢様は私になど とてももったいなく…。 ありがたき幸せにございます!おぬしの妻のまことの親御さんは伊勢屋であったな。

今日の味噌汁は うまいなあ。 まだまだいけるぜ…!おお… おお…!お怪我はございませんか?廊下を磨きすぎじゃ!申し訳ございません!黒田様お怪我はございませんか?ああ 大事ない。 お大名の留守居役の方々で…。 確か 中津藩の黒田様と…。 ご存じなのですか?半兵衛様。 貴様…! わしに意見する気か?とんでもない!この正宗に血を吸わせてやろうか?ハッ… ハハハッ!おい 待て! 待たぬか!また来とくれよ。 オン アビラウンケンバザラダト バン。 バザラダト バン。 あっ 半兵衛様のところですか?これ 半兵衛様に。

「近々 ご老中 松平定信様が再び 贅沢品の取締令を出す」か…。 不幸に見舞われてもよいのか?オン アビラウンケン…。 オン アビラウンケン バザラダト バン。 ええ~?ああっ… 助けて!ああっ… お助けください!お助けを!下がれ 下郎!うわっ…!ああっ…!さあ 出たよ 出たよ!また出たよ!遊女殺しの辻斬りだ!助けに入った旗本もなんと 斬られちまった!さあ これまた大変だ!買った 買った!いつまで 辻斬りをのさばらせておくのかと聞いておるのだ!申し訳ございませぬ。

正太郎から聞いたよ。 正太郎は城勤めだったな。 尾頭付きの鯛は宴会料理の華であろう。 どっちが失礼だ!できぬなら このような料理しか用意できなかった詫びを申せ!此度の不行き届き何とぞ ご容赦願います!うわっ!うっ… ううっ…!どうした? 何かあったのか?それが… 正太郎はどうも 要領の悪い奴で…。 正太郎は泥酔していたようで…。 正太郎は どうも 世慣れておらん。 俺には わかるぞ正太郎の気持ちが。 俺も 新太郎の婚礼に駆けずり回ったばかりだ。 だがな 息子の正太郎があまり懐かなかったのだ。

なんだ?今日は金目鯛の干物を持ってきました。 俸禄も途絶えた隠居から金を盗むとは言語道断にございます!下手人は あの祈祷師たちだ。 えっ?俺の恥をさらす気か!祈祷師は藤兵衛に探らせるからよい!何… 仕事ですから。 そういえば 先日父と正太郎さんの父上が偶然お会いしたようで…。 半兵衛様は 奥様を亡くされてからずっとお一人なのか?私には過ぎた父です。 半兵衛殿!おお よう来てくだされた。 文蔵が困った顔をしておりましたのでな陣中見舞いにと…。

近頃 江戸の各所に出没している祈祷師の三人組がいるのですが…。 あっ おやじこの辺りに 三人組の祈祷師が居着いたって聞いたんだが見た事あるかい?ああ! ほら おはらいの…。 うわあ~!これは大盤振る舞い!踊れ 踊れ! ハハハハ…!派手にやってくれ!よぉ~っ!とっとっとっと とっとっと!♪~「よいやさ よいやさよいよい よいよい」いいぞ いいぞ!とっとっとっと とっとっと!コンコン コンコン!コンコン コンコン!とっとっとっと とっとっとっと!オン…。

あっ! 半兵衛様!おおっ…おお 見事 見事。 これじゃない!奈津様!そんなにこだわらなくても…。 あの太刀筋は…。 痛たたたたた…!あっ!どうした? どこか打ったか?半兵衛様 腰が抜けました…。 あの… 辻斬りの太刀筋に何か心当たりが?ああ。 お前は また辻斬りが出そうな場所を見張ってみてくれ。 お前の太刀筋を知っていたから受けられた。 だがな 奈津のおかげで太刀筋は見られた。 俺は あの太刀筋に覚えがある。 えっ? 誰ですか?あれは… 善四郎の太刀筋だ。

とうっ!すると…あの太刀筋は正太郎としか考えられぬ。 同じ道場に通いお前さんは正太郎に幼い頃から稽古をつけていたからな。 どういう事だ?正太郎様が十四の折の事でございます。 オン アビラウンケンバザラダト バン!オン アビラウンケンバザラダト バン…。 正太郎が そんな事を…。 それでも 時をかければわかり合えると正太郎様は…私を斬っているのです。 は… 半兵衛様…。 半兵衛様… ああっ…。 半兵衛様!半兵衛様! 辻斬りが出たって!善四郎!うう…。 えっ?正太郎か?正太郎では… なかった。