羽鳥大統領府のすぐ近くということでしょうか?ボグダンそうです。 羽鳥中心部ではテレビは見れるということですね?ボグダン今のところ我々のいるエリアでは映っています。 ボグダン1時間だったりとか2時間であったりとかここから歩いて3分ぐらいのところですが彼女はバルコニーから機関銃を持った人たちが走っていったということも僕らに電話で伝えてくれていてその周辺で緊迫感が今、高まってて我々も今、一番緊張している状態にあります。 羽鳥ボグダンさんのお宅は本当に中心部ですが避難指示などは出てますか。
そしてロシア軍ですが首都キエフだけではありませんウクライナの第2の都市ハリコフというところも州庁舎がミサイルで攻撃されました。 EU議会に向け、オンラインで演説を行ったウクライナのゼレンスキー大統領。 ウクライナの緊急事態省はこの攻撃で1日の午前8時ごろ140万人が暮らすウクライナ第2の都市ハリコフの州庁舎へロシア軍によるミサイルが撃ち込まれました。 州庁舎は爆撃の影響でウクライナ内務省によるとこの攻撃で少なくとも10人が死亡35人が負傷したと報告されています。
ここからはロシアの軍事・安全保障に詳しい東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠さんお話をお伺いします小泉さんよろしくお願いします。 そして、攻撃の対象についてロシア国防省はロシアに対する情報攻撃を抑制するために保安庁技術施設と第72情報心理戦センターというところに対して高精度な武器による攻撃を実施する予定だという発表がありました。
一方でロシアは大統領報道官が民間人を標的にした攻撃燃料気化爆弾の使用という報道についてはこれは嘘だと一蹴しているということですが小泉さん、ハリコフは2日連続攻撃があったということです。
過去の国連の支援ミッションがどのような状況で行われているかがすぐに事例が出てこないですがただ、欧州安保協力機構の停戦監視団は撤退していますし国際赤十字委員会も今、活動できてるんですかね?恐らく撤退したんじゃないかと思ったんですがなかなか激しい戦闘の真っ最中って国際的な監視とか人道支援はしにくいです。
情報を発信する、受け止める意味でも非常に慎重に見ていかないと情報戦をされているんだぞというところを1つ前提として見ていかないといけないというのと私も小泉さんに伺いたいのは周辺国が航空機、戦闘機みたいなものをサポートとして出そうという話も出ていると思うんですがこういったものは本当にウクライナの国内に輸送していくあるいは戦闘機を取りに行くという形になっていくと当然ながら周辺国との戦闘機同士の交戦みたいなものが可能性としては出てくると思うんですよね。
だからこういうことが今後なんとかウクライナを支えよう積極的にできないとなっていく中で一方で停戦交渉的には現実、妥協点見いだせないような停戦交渉だと思うんですね。 ロシアが脅しのために1発だけ使ったら今のお話戦闘機を供与してもらってうんぬんというのはまだウクライナ軍が正規軍として機能できる状態を想定しているわけですがもはやそういうことができなくなるという場合には当然、ゲリラ戦森の中に潜んで戦うということですよね。
羽鳥今、お話にありました軍事施設以外が狙われるということは住民に心情的な影響もあるでしょうしロシアの国民もそこをやるのかという感情の変化は出てくるわけですよね。 フェイスブックとかインターネットとかもロシア国内からは普通にアクセスができなくなるというふうに外に対する攻撃と同時に内向けの統制を一気にこの1週間ぐらい強めた感じがするんです。 戦争ではなくて特別軍事作戦なんだという言い方をしているのでつまり、同じロシア系住民を助けるためにロシアは頑張ってるんでしょと思ってしまっているんです。
ロシアとの停戦交渉を続ける条件についてウクライナのゼレンスキー大統領は少なくともウクライナ国民に対する爆撃を停止しなければならない爆撃を停止して交渉の席に着いてほしいということです。 お互いに場外乱闘に出ているというか交渉の場ではこういう要求を出し合っているんだけども例えば、ロシアは都市に対する爆撃を行って圧力をかけるであるとかウクライナ側は国際世論に訴える。
ですから、1つはこう言ってもEUに加盟してしまうぞと早く停戦をのまないとロシアが一番嫌だったウクライナが完全にEU側についてしまうということになるんだぞというジャブであったりとかそれから、ゼレンスキーさん元コメディアンですから非常に見せ方が上手ですよね。 つまり、そのあとに起きる市民革命の芽も摘もうとしているという報告書を読んだ時にこれは、例えばいったん仮に羽鳥ロシアとウクライナの停戦交渉今日にも行われるのではないかと言われています。
これに関してちょっと昨日も話が出たんですがEUというのはあくまで経済的な結びつきでNATOが軍事同盟なんだという一般的な理解があると思うんですが取材を昨日からしてみたらやっぱりEUの条約の中に経済的なことだけではなくてこういう軍事的な条項もEU条約の中に入ってるんです。
このトルコの措置については小泉さん、いかがですか?小泉トルコって非常に不思議な立場でアルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ紛争ではアゼルバイジャン側についてロシアと敵対する。 戦場ではロシアと敵対しているんだけどところが、政治レベルではプーチン大統領とエルドアン大統領非常に近い関係でしかもロシアからミサイルをアメリカから制裁を受けることもやっていると。
ロンドンの不動産を一番持っているのはロシア人だとかスイスであるとかケイマン諸島に相当、資産があるといわれていたわけなのでまず、こういうところを封鎖していくということはロシアの国全体というよりはプーチン大統領の権力を支えている少数のエリートたちに相当効くんだと思うんです。 それからもう1個今回、スウェーデンフィンランドがウクライナに対する軍事支援を始めたのは踏み込んだ動きのわけですがフィンランドに至ってはNATOに加盟しちゃおうか。
更にロシアのSNSではウクライナ軍への志願を決めたウクライナ人に対してロシア人が無事を祈っている、自分は無力で叫ぶことしかできないとメッセージを書き込んでいる。 テレビ、ラジオというのは相当、政府のコントロールが生じていて今朝も日本のBSでロシアのテレビ番組をこれはウクライナがやってるんじゃないかということをにおわせるわけですね。
小泉彼らがデリパスカなんかロシア最大のアルミ王といわれる人物金属業界を牛耳ってきた人物でこういった人が公然とプーチンのしかも戦争つまり、軍事というのは大統領の専権事項のわけですよね。 だから、来年の秋には大統領選挙に出馬するかしないかということを表明すると思うんですがそれに向けて相当、足元の権力基盤が揺らいでいる少なくともそういう雰囲気になりつつあるということがやっぱり我々の目から見てもロシア人の目から見ても覆い隠し難くなっている感じはします。
もう1つ、これすごい動きだなと思ったのがニューヨーク・タイムズなんかで書いているんですがこれほど各国の首脳がテックジャイアントに対して直接立ち上がれと言ったことは過去にないというような記事があったんですがそういった民間も巻き込んでどうやって情報戦を制していくかということと正しい情報をどうやってSNSを通じて入れ続けるか。
現在のオミクロン株の後遺症最近の現状はどうなっているのかですが後遺症外来のあるヒラハタクリニックの平畑院長によりますとオミクロン株とみられる後遺症の患者は今年に入ってから97人ということで増えてきています。 これまでのオミクロンとの後遺症の違いで見ていますとよりけん怠感が強く出て寝たきりの症状がまた、ヒラハタクリニックを受診している10代から40代の患者の中には週の半分を寝たきりで過ごす準寝たきりの方もいるということで中には指一本動かせなくてトイレに自力で行けない方もいるということです。
玉川ちょっとスタッフに平畑先生に聞いていただいたんですがワクチンを2回接種打っている人というのはどうなんですかと聞いていただいたら大体、臨床している感じとしては半分ぐらいの人が2回接種をしていても感染した人で、後遺症が出ているということなんです。