地元有数の会社の社長さんでありますが新潟中署友の会の会長でもありまして防犯活動にも多大な尽力を。 私がこの新潟中署に赴任したその週の末この新潟市内でまた新たなる事件が起きようとしていた飲んでます！大丈夫？大丈夫大丈夫！～じゃあね！ありがとうございました。 もしもし！被害者武本洋平の死亡推定時刻は昨日日曜日の午後４時から７時の間と思われる。
そんげなわけで武本の遺留品の携帯電話なんですけどもそこに残されていた「ＤＭＹ」「ＭＭＫ」「ＮＹＭ」といった私が思うにこれは女の名前を武本なりに暗号にしたもんじゃねえかと…。 あそうだ瑞希君！生徒の父兄のなかで「Ｄ」の頭文字が付く女の人はいないかな？「ＤＭＹ」っていうのがあるんだけどそれがマユミって名前で色っぽい人妻だとしたらもしかしたらそれが日曜日のデートの相手かもしれないんだ。
殺された武本先生の携帯電話の番号を頼りに何度かお電話差しあげたんですが…。 伊達真弓が武本洋平殺しの犯人だとしたらこりゃあ困った事態になるぞ。 実はあなたが市内の盛り場でその武本洋平の様子を窺っていたっていうのを真弓のケータイで武本に電話をしたのはこの私です！どうして？どうしてそんげなことを！？私は真弓に警察の目を向けたかった。 ～いいか単刀直入に訊くぞ！武本洋平…つまり殺された竜王予備校の先生をおめえが尾け狙ってたっていう情報があるけど身に覚えはあるか？亀山さんいきなりそれは…。
つまりそれは一昨日の朝遺体で発見された竜王予備校講師武本の教え子の１人だったということですか？えぇそのとおりです。 なじみの料理屋から料理を取って吉岡孝太郎君という青年と一緒に食事をして奨学金の問題や今後の相談にのっていました。 ～《武本洋平殺害…伊達真弓の自殺…。 僕と由岐ちゃんは竜王予備校で出会って…その北沢由岐さんの手紙なんだが見せてもらうわけにはいかないかな？あの手紙は燃やしました。
竹細工…！？～「佐渡の荒磯の岩かげに」～《新潟港から佐渡両津港までジェットフォイルを利用すれば本間さんは吉岡さん親子とも松平さんとも長年のつきあいだそうですが松平さんと殺された武本洋平との間に何かトラブルがあったというようなことは？私はその武本という男は知らんけもお春さんと松平さんは私も含めて家族ぐるみのつきあいでして。 松平さんはうちの竹細工のような地元の伝統文化伝統工芸を守るのも大事な仕事だと言って採算も度外視し各地で物産展を開いたりいろいろと…。
署長このあと吉岡春子本人にあたるんでしたね。 孝太郎のこともかわいがってくださって…。 去年の春孝太郎が受験に失敗して竜王予備校に通うようになって親子面接をしたんですけど武本先生とお会いしたのは実は久しぶりのことでした。 そういえば孝太郎から電話があって由岐ちゃんの自殺について新潟中署の署長さんから話を聞かれたって…。 まさか風間さんは…孝太郎が犯人だなんて？いえ。 孝太郎君には完全なアリバイがあります。 武本が殺害されたとき孝太郎君は松平さんと一緒に食事を…。
微かな疑惑を払拭したいためだったあっあっあった～！！午後１便のジェットフォイルに武本洋平の乗船カードが！～佐渡にいる武本を…あなたがこの新潟で殺せるわけがない。 真実は…孝太郎君の父親だったんですね。 自分の名前が欲しい？吉岡春子になる前は私は小木春子と呼ばれていました。 吉岡：何やってんだ～！！その時あなたを命懸けで助けたのが後にあなたの夫となった宿根木代々の漁師吉岡青年ですね？それ以前からあなたを見初めていた吉岡青年はすべてを承知のうえであなたと結婚し生まれてきた孝太郎君も自分の子供として育ててきた。
法律で裁けないならこの僕が裁いてやる！武本を殺してやる！待ちなせい孝太郎！！孝太郎～！孝太郎に武本を殺させてはいけないと思いました。 なぁ春子…お前から孝太郎君を説得してくれないかな？それほどお前との再会は俺にとって大きな衝撃だったんだ。 私は孝太郎の父親を殺したんです！武本が孝太郎君の…？このことは誰にも…。 １日でも２日でも…いや１時間でも２時間でも一緒にいたい！私はあなたと一緒にいたいんだ！一緒にいたい！！いたゐ～孝太郎を守るためだったら私はどんげな罪だって…。