午後ロード「マディソン郡の橋」世界中が大泣きした愛のドラマ――永遠の4日間。

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第一親父がちゃんと自分たちのための墓地も買ってあったじゃないか。 え~?ウソでしょう?これ確かに全部母が書いたものなんでしょうね?もちろんルーシー・ディレイニー夫人が立ち会ってきちんと公証したものだ。 そのルーシー・ディレイニーって誰?ディレイニーさんなら知ってるけどどうしてあの人が?いや合法とか違法とかそんな問題じゃなくてとにかく母親の遺体を灰にして橋から撒き散らすなんてことが許せないんだよ。 「今僕は必死で自分自身にそれなのにカメラのレンズを通して見るとそこにはいつもキミがいる。

母親というのは子供を無条件で愛せるけれどマディソン郡の屋根のある橋を撮影しにやってきたのです。 マイケル!キャロリン!リチャード夕飯よ。 有閑マダムとしては4日間何をするつもりだ?いつもと同じ。 生まれはどこですか?聞いてもいいかな?ええかまわないわ気にしないで私が生まれたのは…生まれはイタリアなの。 イタリア?へぇ。 イタリアからアイオワへ?うん。 イタリア東部の小さな町。 仕事でギリシャへ行ったときにバリを通ってブリンディジで船に乗るというコースだった。 予約はしてあるけどチェックインはこれから。

マイケルが17でキャロリンは16歳。 変化を恐れる人もいるけど変わっていくのが当たり前だと思えば気持が楽になるしえぇでしょうね。 冷蔵庫にフィルム入れといていいかな。 ニンジンをそいで。 ニンジンをそぐ。 ジャーナリストを長くやっているせいでどうしても創造的なものを避けるクセがあってね。 僕には写真作りが似合ってる。 写真作り。 外は気持がよさそうだ散歩でもどう?恵まれたいい生活だ。 僕の中のアイルランドの血にぴったりだ。 世界中に友達がいるし会いたくなったときは自由に会いに行ける。

だから僕のような人間には一様にレッテルを貼る。 テレビや洗濯機のある家を持たず一人寂しくさまよい歩く哀れで風変わりな男。 でもあなたはいかにも私が単純で鈍感な女だと言わんばかりにわざわざ難しい質問を繰り返してたのよ。 ~~ジョンソンです。 キンケイドです。 イェイツの詩を引用したね?ポケットに入れてすぐには読まなかったんだ。 ホリウェル橋のほうも何枚か撮っておきたいから。 お仕事優先にして。 食料品屋の主人が全部話してくれた。 そう…あの人町一番の情報屋なの。

そんな気持を察して彼は自分を捨て私にそっと寄り添っていてくれたのです。 今までこれが自分だと思っていた私は跡形もなく消えて私は別の女になっていました。 いえほんとの自分を取り戻したと言えるのかもしれません水曜日私たちはウィンターセットの町とマディソン郡から離れました。 もっと卵食べる?それとも最後に床でセックスする?僕がどんな…どんな人間だろうとそれを謝るつもりはない。 安心しなさい!あなたは自分の世界を生きてるんだもの。 自由気ままに傍観者になったり世捨て人になったり愛人になったりしてね。

これから男と女のいろんなことを知る年頃だしこれから恋を経験して誰かと結婚して家庭を持つことになる。 そして最後にはこのすばらしい4日間さえこれは他の人間は一生かかっても経験できないような恋だ。 いったん結婚して子供を産む道を選んだらあとの人生はそこで始まると同時に止まってしまうもの。 何かほっとするようなそんな気持でした今日は夕飯何にする?お前の得意なミートローフがいいな。 ここのところ北部の地帯ではそろそろ刈り入れが始まり収穫量はどの作物も例年どおりという予想です。