こないだね芸能人でまたこんなんはやるんちゃうかなと思ってオレオレ詐欺の新しいやつですよ。 実家にね電話があって僕にお金貸したから明日までに250万振り込んでくれって。 え~!でもうちの実家言っときますけど寺ですからね。 さぁそれでは依頼人の方登場していただきましょうどうぞ。 これなんですが10年くらい前にマドリッドに行ってたんです。 で1軒アンティークショップがあってそこ入ったの。 まいりましょうオープンザプライス!描かれているのはこれはいわゆる家紋。 それで今復刻版が作られているんですよ。
有名なんですかこの方は?骨董屋さんや近くの美術館さんに聞いたんですがインターネットでその上の「小」っていうのを入れたら橘小夢ということでいっぱい出てきたんですよ。 描いたのは…6歳のとき母が他界すると伯母が暮らす秋田県六郷町の神社諏訪宮に預けられたが大流行していたのがビアズリーをはじめとする世紀末芸術であった。
なんでおどろおどろしくないの?描かれてる年代が比較的お若い時代であるということが1つと題材が王朝の美人を描いてますので正統的な作品であるっていうことは言えると思いますねただ目の表情見ていただくと猫が喜んだときのような目をしていてちょっと怪しい雰囲気がしますね。 その当時美人画描く作家っていうのはもちろん何人もいるんですけども魔性の女を描く作家も出てきたんですねそのなかで非常に有名っていうのがこの小夢で作品がないんですよ。
本人評価額は期待を込めて…これは残念ながら酒井抱一の作品ではありません。 それからカキツバタ手前は非常にちょっと影絵的にも見えるくらい墨を使ってます。 もうガマンできないんですか?であるときインターネットオークションを眺めていたところこの茶碗を発見しひと目惚れ。 確かに見込みにうっすらとカニの姿が刻まれている40年あまり青磁を収集してきたがカニの模様入りを見たのは初めてなので絶対名品のはず果たして結果は!?本物はもっとキメが細かい。 え?カニダメなんですか?七官青磁ってものはだいたい文様はない。
本人評価額はこのくらいかなぁと…40年ほど前骨董に詳しい知人に見てもらったところ古備前の名品と絶賛されたので内心とても期待している。 「鑑定団」でもいつも中島先生がお着物をピシッと。 中島先生個人のご趣味がいいのか呉服屋さんのご趣味がいいのかすばらしい。 プロから見て「いつもいいなぁ中島先生の着物は」と。 困ったときはこれを売れと言い残して亡くなったので去年自宅のリフォーム費用の足しにしようとしたところ妻は孫娘に受け継がせたいと猛反対普通なかなか逆の方が多いですもんね。
父が言うにはこれはとても貴重な茶碗で少なくとも…しかし本人評価額は少々抑えて…父は箱が重要だとも知らず捨ててしまったらしい。 それが残っていれば父の言うとおりだと思うのだが果たして結果は!?どうぞジャカジャン!なんとワンコイン!お父ちゃん…。 出張鑑定in世田谷はこれにて無事閉幕盆栽の手入れが終わると今度は花壇へ。 今回のお宝は大地主だった頃を偲ばせる品でふだんは専用の箱に大切にしまっており一族以外には決して公開しない門外不出の…記念に鑑定よろしくお願いいたします。