奥さまは魔女 #135「インチキとは知らないで」

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これが印刷のミスならエベレスト山はちっぽけな箱庭だ!よくもまあ歴史に残るようなミスをやってくれたよな!はぁ…ただボヤっと突っ立ってないで何とか言ったらどうなんだ!気持はわかるけどなにもゼロを7つも消したのは絶対キミのママだ!ダーリンバカなこと言わないで。 禁止令はこれより解除だ!人間のミスを魔法のせいにするなんてそんなずるいことはこの私が絶対に許しません。

だって僕とやるとキミはアマチュア規定に引っかかる。 僕は生まれて初めて魔法に免疫になれるんだ!もうおもちゃにできんぞ!誰にどんな魔法をかけられてもビクともしないぞ!これからは普通の人間と同じに何の心配もなく暮らせるんだ!よし!すぐに会社へ行ってラリーに…。 ねえ…このことサマンサに内緒にしててもいいでしょ?当然だよ。 ニューヨーク信用金庫と必ず契約にこぎつけてみせるってことをラリーに納得させてやるんだ!まあ…。

どうして?ラリーニューヨーク信用金庫に考え直させるすばらしい手を思いついたんだよ。 どうやって?いいかい?銀行に対するみんなのいちばん大きな苦情は何だと思う?事務的で冷たすぎるってことだろう?ところがその銀行が歴史的なミスを犯したにもかかわらずだ!おもしろそうに笑ったとしたらどうだろう?銀行の中にもニューヨーク信用金庫のようにユーモアを解するところがあるってことを全国に知らせるのさ。