これは奴隷から最高権力者に上りつめたコリョ最高の武人キム・ジュンの…もう一度聞く。 初めてお前に会ったときから今までずっとキムピョルガムの件もう一度お考え直しください。 閤下それではピョルガムが無実だとご存じでいらっしゃるのですか？どのようなご用で？閤下のご命令でキムピョルガムに酒を届けにきた。 旦那様をこんなふうに死に至らしめるつもりなど本当になかったのです。 旦那様は今までいくらでもお命を守るため実にうまい。 旦那様。 旦那様旦那様。 旦那様！ああ…。
この私を連れていく？いったいどうやって？閤下のご命令です。 キムピョルガムが濡れ衣を着せられたのは紛れもない事実です！おそらくキムピョルガムが王室と近しくなり都房の決定にいちいち反発したことが災いを呼んでしまったのでしょう。 王様を蒙古に入朝させ都を再びケギョンに戻すこととですが民の被害と苦痛は言葉に尽くせぬほどです。 キョジョンピョルガムの座が空いておる。 こたびのことで私の知る都房と王宮との関係がよくわかりました。
キム・ギョンソンがついに城門を開けるそうです。 歓迎の準備を整えキム・ギョンソンが出てきたら盛大に迎えてやれ。 身動きできぬよう包囲せよ！いいか？よく聞け！私はキム・ギョンソンである。 国に服従するのだ！ふざけるなキム・ギョンソン！今まで我らはお前を価値ある人間として扱い食料まで与えて待ってやったのだ。 全員家に帰れ！キム・ギョンソンとイ・ヨンニョンヨンジル兄弟。 これはキム・ギョンソンが当時どれだけ民に深く慕われていたかをよく表している逸話である。