都房の長に就任したチェ・ハンの蛮行で荒れ果てるコリョそして６０年も国家を統治したチェ氏武臣政権を覆し最後に主の座に就いたのはキム・ジュンであった改めて聞く。 なぜお前はあれほど閤下に都房におられるべきだと言ったのだ？何が言いたいのだ？閤下は原因不明の病にかかられた。 急報だ！急報だ！蒙古軍がまた来るぞ！蒙古軍が戻ってくるぞ！蒙古軍がアムノッカンを越えたぞ！急報だ！イェグウ率いる蒙古軍の撤退からまだ半年も経たない高宗４１年西暦１２５４年７月２２日。 蒙古軍はまたもアムノッカンを越えた。
こたびはチュンジュソンを攻めず迂回してキョンサンドのサンジュを通っています。 あるいは今すぐにカンファ島を出てケギョンに戻ったらどうだ？これまでの大元帥の要求はどれも受け入れるのが困難です。 蒙古式の弁髪もそうですし王様に入朝せよとそのような要求にもコリョの国王が病なら代わりに太子は来られるか？大元帥！太子では事足りません！それはなりません！コリョを動かしているのは国王ではなく武臣が担っている都房というところ！ゆえに都房の長チェ・ハンという者を呼びつけて服従させるのです。
コリョ人が奴婢になるのを阻むためにこのカンドに来たのです。 おわかりのはずです！キムピョルチャン。 コリョの未来を託せる人物だと期待していたが私は勘違いをしていた。 そなたが蒙古へ行けばもう会えぬのでは？そして次のコリョを築きたいのです。 ソンウはピョンブを確認しろ。 チェピョルチャン側ばかりではない。 なぜなら隊のほとんどはソン・ギリュ大将軍とイ・ゴンジュピョルチャンの元部下だ。 閤下…閤下！父上。 ピョンブの武将を皆召集しろ。 閤下のご命令だ。 パク大将軍イピョルチャンも呼べ。