深田ブライダルコンサルタントでございます。 では奥様が社長様で?主人が亡くなって私が社長の代行をしておりますの。 じゃあ深田さん息子の結婚相手お願いできるわね。 はじめまして寺沢紘子です。 大丈夫今度僕がスキー場に案内しますよねっ。 所長どうしたんですか?寺沢君帰ろう!これは見合いじゃないんだ。 ただ昌和君のフィアンセの身代わりを探していただけなんだよ。 昌和はアメリカでその方と婚約したんだけれど帰国寸前お気の毒に車の事故で足を骨折してそのまま入院されて…。
昌和様とヒロコ様はアメリカで一緒に暮らしておいででした。 関根政夫を出してもらおうか!奴が来てることはわかってるんだ。 だが私としても3、000万支払ってもらわんと政夫さん警察の手配を受けることになるんですがね。 当家のご子息昌和氏に関根地所株式会社社長の椅子を受け継がせたい。 まぁ早いもので主人が亡くなりまして本人の未熟な点は私と会社の幹部の方と昌和君はねその次でいいっていうのが私たち親族一同の一致した意見なの。 いやそれも昌和君のためなんだよ。 なんせ資本金80億の大会社を経営するんだ。
フィアンセの竹田ヒロコさんです。 ヒロコさんは教養も家柄も関根家にとっては申し分のない花嫁です。 このダイヤはね関根家代々の女主人がはめるものなのよ。 私警察行かなくっちゃ!待って紘子さん。 昌和さん皆さんに披露してさしあげたら?すてきよねヒロコさん。 姉さん本物の昌和君はどこにいるんだい?昌和さん?もうこんな芝居はやめようおばさん。 俺は昌和じゃないよ!あんたのにらんだとおり俺は偽者だよ。 姉さんいったい何を企んでるの?昌和が偽者ならフィアンセも偽者だろう?あなた誰?キミと同じさ。
これがあなたと昌和君の航空券。 ホテルはすべて手配しました出発は明後日です。 昌和君には一日も早くよくなってもらわなければ。 あの人が本当の昌和さんなのね。 おばさま外の池の中の人婚約者のヒロコさんでしょ?そのとおりよ。 でもあなた本当は昌和さんのこと全然考えてないわ。 昌和さんだって…。 放してよ!ごめんなさいごめんなさい!昌和さん!あなたのお母様なのよ。