さぁいよいよ小児外科復活ですね！って言っても部屋は変わってないしたったの３人か。 実質的には２人だろ？新生小児外科のほんまのメンバーは西條先生やろ。 小児外科はできたばかりで患者もいない。 西條先生を小児外科で飼い殺すこと。 僕の思ってる方法なら移植は一切せず一馬君を治すことができるはずです。 移植せずに一馬を治す？いったいどんな方法があるっていうんだ？一馬君の小腸を切って一馬君の小腸を長くします。
みんな！おはよう！虫男先生！元気？院内学級の特別講師やってるんだ。 カブコも運命の相手を捜しています。 カブコ全然聞こえません。 カブコ下手くそすぎる。 でもカブコ右手怪我してるよ。 カブコ大丈夫？カブコ大丈夫？カブコカブコ。 虫男先生…。 だって一馬君の小腸手術できる太さになったの最近だもん。 西條先生うちの病院に来てからずっと俺の言葉に従えないときは小児外科を辞めてもらうお父さん。 今ね虫男先生と帰ってきたんだ。 虫男先生と？ねぇ。
坂本先生の息子さんを西條先生がオペすることになったからちゃいますか？危一馬君のオペ第一助手頼めるかな？小児外科じゃない俺でいいわけ？父親である坂本先生が直接オペに入るのは精神的にもきついものがあるしやめたほうがいいと思うから。
言い訳ひとつせず地獄の底まで一馬とつきあおうとしてくれている何かあったときは自分も西條先生にオペをしてほしいと思ってね。 えっ！？坂本先生は西條先生が何をしようとしてるのかもうわかったのか？いえそれはまだ…。 そして西條先生は腸間膜反対側への癒着がひどいと言っていた。 西條先生はおそらく大網と小腸の間に通常の癒着だけではなく血管が通った癒着があるのを確認したんだろう。 西條先生は癒着があることを想定してごく細い血管を自分の目で確認しなければならない事態になることも見越してたんだ。