もう会社のエレベーターの中。 ていうかなんで僕にまで非通知なの?そんなことはどうでもいい!ちっちゃいことは気にしないできちんと働け!無職のお前にようやく見つけてやった会社だ。 無職って…メキシコでだってちゃんと働いてたってば!はあ?バーテンのどこがちゃんとした仕事だ!私のメンツを潰すなよ!だから言ってるだろ。 でもうちの精力剤を買ったことに関しては正直バカだなぁって。 なのにあなたときたら毎日遅刻してお客様にはあの態度。 誰かいる?全然大丈夫。 大丈夫心配ない。 朝の打ち合わせのあと電話会議をして…。
協調性ないタイプ?みんな起こしてみろ!大パニックだ!収拾がつかなくなる。 外に飛び出してさらわれちゃう人続出だよ!だったら繭の中にいてもらったほうが安全じゃないか。 本当だ気持悪い。 一度全員やられてんだ。 そのとおりよ!そう車はどこ?こんなときにケンカ?シーッ!ケンカするならもっとヒソヒソ声で。 家も北のほうにあるんだが帰るのは危険か?来るなら来い!ハハハ!ほらみろやっぱ楽勝だ!マッチョ君と行くべきだったかも。 親父がそこに食料とか水とか薬とか置いててたしか短波ラジオもあったはずだ。
えっと家はここから北東だからつまり日没まであと1時間ある。 薬局はあるわよね?私使えそうな薬品探しに行ってくる。 けど床がツルツルでキミが滑らないか心配で。 いつ虫のおしっことったっけ?繭の中で生かしておくのは?食べるため?ねえあの部屋赤い煙が充満してきてる。 モーリンが写真置いてたとか大丈夫か?ああこっちは任せて。 あのねシンディねえいいかい?きっと僕たちは大丈夫。 開けて大丈夫なの!?仲間を呼ぶためでしょ。 精神年齢は今も14歳。 未熟で中途半端な大人ってとこ?少年の心を持ってるって言ってよ。
バケモノに気づかれるだろ。 大丈夫だよ冷静だ。 スーザン?スーザン!シンディよ。 あ~っ!アルやめて!あ~っ!もういい十分酔ってる。 ホントに?大丈夫いつでも始めて。 さっきのバケモノは…。 ハイブリッドよ。 ぞっとするバケモノだよ。 バケモノ呼ばわりして私の兄さんよ。 はぁ…今は人類存亡の危機。 余計緊張する。 もし僕がハイブリッドのバケモノになったとしてそのときキミが銃を持ってたら…。 いいね?森で見つけた小屋に住み人類繁栄のために子づくりに励む。 私医者でも何でもないの。
自分が頑張れば助けられたんじゃないかって死んで正解だメアリー。 うっ!やだなに!?驚かせたか?大丈夫。 クーパーの様子は?大丈夫寝てる。 シンディ…。 なんで…そう…なるの?大丈夫?ああ。 こっちよ!バカ野郎!シンディシンディ!私はここにいるここよ!シンディやめて。 シンディ!大声を出すな。 こっちよこっちに来て!ダメよ!やめろシンディ!お願い!私を連れてって!おいまずいぞ。 シンディ落ち着いて。 シンディ静かにしないと。
いいから座って8秒待ってろ!キッチンってねぇ父さんメガネ探してる間地図貸してよ。 ここから空軍基地まで最短ルートで行く。 一度決めたことをコロコロ変えるな!それはわかってるけどそうも言ってられない…。 アルアルアルアル…。 アルアル思い出すんだ。 チクショウ!じゃあ電気銃だ。 まずいぞ避難開始。 どこ見てるんだよふざけるな!善良な市民をひき殺す気か!そっちが前も見ずにトロトロ歩いてるから悪いんでしょ。 トロトロって道渡ろうとしただけだ!横断歩道じゃないところね。 ほらな規則違反。
ハイブリッドのバケモノになるのはアイツらに刺された場合だけ。 不審者を1人確保した。 今ならバケモノも見当たらない。 生き物に詳しい学者先生もいて彼とリーチーがバケモノをとっ捕まえてどんな野郎か調べたのさ。 だがその最中にあの野郎赤いガスを出しやがった。 バケモノになるヤツとならないヤツを見分けるコツを教えるよ。 バケモノになるヤツは背中に刺し傷がある。 バケモノにはならない。 全員調べてシロクロつけば味方として一緒に戦える。
敵地でのサバイバルを思い出す。 サバイバル…これが父親?どんなゲームなんだ?何の話?それで会社をクビになったんだろ。 せっかく入った大学をたった数学期通っただけであっさり退学しようともあの子は人と違うのって。 父さんどうしたんだ大丈夫?やめろ父さんサラを助けたいんだ。 大丈夫だ。 うおっ!ヒューゴヒューゴ!おい!おい!大丈夫か?マジかよ嘘だろ。 虫の大群?いや僕がナッツアイス食べててキミがミント味だって嘘をつく。