探偵の仕事で満足ですか?えっ?倍の給与になれば奥様が仕事をなさる必要もなく家のローンも楽に払っていくことができる。 そうですか!それで…あちらのほうは?探偵社のほうは今月中に辞めます。 あれ今日休みなんですか?馴染みの患者さんの米寿のお祝いなんだって。 仕事の依頼ですか?うん娘さんの恋人のことを調べてほしいんだって。 じゃあいつもの血圧の薬と湿布2週間分出しておきますね。 卓也君結婚する気あるんじゃないですか。 指輪を渡す相手が依頼人の娘さんとはかぎらないよ。 お客様?探偵社の仲間だよ。
なんでも飼っていたアルマジロが逃げ出したんで捜してほしいという依頼だったかな。 アルマジロって?これですよ。 おい京子どうした?おい!京子!探偵社のほうは今月中に辞めますあ~もう限界だぞ…。 だけど田浦っちが休んだら今の仕事は誰が?そうですよ堀切さんは無理だし。 お任せください!なんで?探偵社の人の奥さんの話し相手?うん。 その奥さんのねストレスの原因を探ってほしいんだよ。 でも私仕事があるわ。 それだとですね余計奥さんにストレスが。 奈月休むのが無理だったらさ仕事辞めちゃっていいぞ。
それから岩瀬君の奥さんとお母さんが来たら冷蔵庫に水羊羹入ってるからそれお出しして。 じゃあなアンディ!どうした?どうした?どうした?アッハッハ。 そうか堀切君のせがれは医者のいない島に行きたがってるのか。 患者さんたちの信頼を裏切るなんてもってのほかだ!ちょっと…堀切さん!岩瀬君そっとしといてやんなさい。 無医村の離島へ行くのか?誰にその話を?誰でもいい。 でも満足な治療を受けられずに医者がいないで苦しんでいる人たちをこの手で助けたいんだよ!離島で医療に従事するのはそんな甘いもんじゃないぞ。
岩瀬君の奥さんですか?はい。 で何なんです?そのストレスの原因は。 岩瀬君の奥さんが言ったとおり田浦君が率先して何でもやってやることが知らず知らずのうちに奥さんのストレスになっていたのかもしれんな。 田浦君すぐに帰宅して奥さんと話をしなさい。 所長命令です。 岩瀬君つきあってやって。 岩瀬君よ。 うんもうね結婚式が散々でした。 もうほんとに…あっあのカツラの文金高島田?投げ飛ばされた力士みたいだった。 あれ田浦家の結婚式は?なんかいろいろあってねな?うわ~楽しみだな〜。