さよならカシキン！アディオスロベルト。 橋の爆破自体は簡単だが決められた時間にしかも攻撃開始に合わせてやるんだ。 反撃？そうだ！我々はついに反撃に出る！大々的な反撃で作戦としてみごとなものだ。 完全な奇襲作戦であることが成功の鍵なのだ。 反撃開始と同時にやらねばならん。 つまり爆破は簡単だがタイミングが重要なんだ。 それなら爆破までに３日準備期間がある。 三晩過ぎた夜明けの反撃を待ってくれたまえ。 そのダイナマイト担いだまま撃たれてもいいのかね？これがここのボスだ。 そりゃなんだ？ダイナマイト。
ここで？いやエストレマデュラ。 お前馬が手に入るまでは勇敢だったのに馬という財産ができたとたんやめたくなったわけか！あの橋の爆破はさせねえ。 させん…？ああさせねえ！ピラー！アンタの意見は？爆破に賛成だ…共和国のためだ。 なんだとピラー！爆破に賛成お前に反対！それだけさ。 プリミティボはどうだい？俺も爆破に賛成だ。
脅かしたって無駄だよ臆病者！臆病者…？わざわざ死ぬことはねえっていうのが臆病か？俺はオメエたちの指揮官だぞ！俺がオメエたちを守ってきてやったんだ！外国人がやろうってことはそいつが外国のためになるからだ。 まだ指揮官のつもりでいるのかい？そうだ…俺が命令するんだ。 指揮官は私だよ！みんなによく聞いてみるがいい。 お前はもう指揮官じゃないんだ。 いや俺が指揮官だ。 違う…！お聞き…酒で耳まで悪くなっちまったのかい？よ～くお聞き！私が指揮官だよ！そこにいる外国人も指揮を執るがいいや。
ロベルト…あなた怒ってるの？鼻がぶつからないかしら？鼻はどうなるのかいつも気になってたの。 ヘヘヘッ…どうだやってみねえか？えっ？雪に降りやめと命令してみなよ。 おだまり酔っ払いめ！ええ？エヘヘヘッ。 ワインは？アメリカさん。 ロベルトとは呼ばないのかい？みんなの前ではアメリカさんと呼ぶわ。 ヘヘヘヘ…俺を怒らせようというのかアメリカさん。
アメリカさんよ！アンセルモの話だと敵が大勢橋を渡ってる！もう引きあげようとしたときに始まったんだよ！何がだ？大砲にトラックに装甲車に戦車もだ！まだ後続があったか？ああ…帰る途中も峠のほうから車の音が聞こえていた。 あと８時間いや９時間でネバセラダへ着けるか？やってみるよ！やってみるじゃない！やれるか？ワシならもっと早く着ける。 ゴルス将軍への伝令なんだ！頼むよ俺急いでるんだ！ネバセラダのゴルス将軍への伝令だ！伝言は？シャツの中だ。 こう手をあげてちゃ見せられねえだろ！ネバセラダはうんと遠いぞ。
ピラーはだから今夜のうちに両親が殺されたあと何があったかを全部あなたに話すべきだと言うの。 父のオフィスへ連れ込まれて長椅子に寝かされ…。 あの…あのとき全部話すつもりだったの。 明日グレドスまで無事に行けてもそれでもうお別れだわ。 お部屋から私のロベルトそっくりの赤ちゃんを抱いて出てらしたのよ。 ロベルト。 私絶対離れないわ。 第３５師団のゴルス将軍の司令部はどこだ？ここじゃない。 ここは何だ？司令部だ。 どこの司令部だ？うるさく聞くじゃないか。
ダイナマイトを爆発させる…。 わかってるロベルト…。 ６５師団のダッツ大尉ですゴルス将軍に緊急の伝令です。 ゴルス将軍を至急だ！今話したばかりだ！え？セゴビア方面軍？よしわかった！いや違う違う！アビラ方面軍だ！ゴルス将軍は？第１飛行隊？第１飛行隊！爆撃を中止してください！ゴルス将軍！そこにいない？セゴビアにはおられんのだ！そうだゴルス将軍だ！…ゴルス閣下！デュバルから？よしつないでくれ。