誰かいるのかね？ジャンヌ。 ジャンヌすべてに許しを求めていたらあの人というのは誰だね？名前を言わないの。 ハハ！ハァハハ！ハァハァハァ…ハハ！やぁ！ハッ…。 母さん！母さん！カトリーヌ！ジャンヌ！無事なの？ケガはしてない？私は大丈夫よ。 ハァそこら中捜したのよイギリス軍が来たから。 ハァハァ…ハ～！うっうぅ…。 ほら署名はエックス。 何です？エックスとは。 今やフランスの半分はイギリスのものだ。
王太子様にお目通しを。 こちらが我らのフランス王太子殿下シャルル・ド・ヴァロワ様だ。 でも王太子ではない。 失礼ですが王太子様に会わなくてはいけないのです。 私ジャンヌがあなたをランスの地にお連れしてそこであなたは戴冠され王になる。 イギリス軍司令官に勧告することがあるので名前はタルボット。 すまないジャンヌ。 こちらが王とは兄弟同然の頑固者デュノワ伯だ。 ではデュノワ伯川の向こう岸へ案内してください。 待てよ！待つんだ！ジャンヌ！行くなら１人で行け。
やめてほっといて！早く戻れ！突っ込め！ジャンヌ！ジャンヌ！やめるんだジャンヌ！ジャンヌ！かまわないで！行くわよ！全員続いて！ジャンヌ！よせジャンヌ！みんな来て！さあ早く来て！ジャンヌ！行くわよ！やった！おい見事に女を仕留めたぞ！隊長！隊長！地獄に落ちろ。 ジャンヌを助けてくださるなら矢が刺さってる。 ジャンヌ何をしてる。 でもジャンヌ。
向こう岸でイギリス軍が何千人も集結してる。 だがこれだけは言っておく！流されるのはイギリス人の血！我々ではない。 ジャンヌは白馬にまたがりただ一人でイギリスの軍勢を追い払ったのです。 王国のためには絶対にジャンヌのコンピエーニュ行きを阻止しなくては。 コンピエーニュでジャンヌが捕らえられれば…。 でもジャンヌにはおおいなる信仰心があります。 これがかの有名なジャンヌか。 オルレアンの救世主イギリスの脅威。
俗世に関わるお尋ねであるならば真実をお話ししますが神の啓示についてはフランスの唯一の国王シャルル７世にしか申し上げないつもりです。 たとえ国王でも信仰を問われれば宣誓を拒否できない！お答えしていいことはすべて話しますがそれ以外のことはたとえ首をはねられようとも言えません。 ジャンヌです。
それに軍旗も持ってたな？はい。 どっちが好きだった？軍旗と剣と。 軍旗のほうが剣よりずっと好きでした。 だから私は軍旗のほうが好きです。 お前がいつも軍旗を持っていたわけじゃないという大勢の証言がある。 敵も味方もゴチャゴチャ！私はただ自分の身を守っただけ！あぁ…ホコリと煙と激しい轟音。 違う！私は精一杯自分の身を守っただけ。