「これは何千年も昔のお話ですがたった7日間の出来事です。 それとこの娘の名前はリディアです。 ミルズさんあなたはその子と屋根裏部屋で寝てちょうだい。 先週使用人が消えてしまったので。 だから新聞には「誠実で勤勉な人求む」と広告を載せたの。 私どもは誰よりも誠実で勤勉です。 旦那様は?主人は戦争に行ったの。 戦争が終わっても音沙汰がなくて…。 戦争中ドイツ軍に止められてこの生活に慣れてしまったの。 部屋を全部案内していただく必要はありません。 主イエスよ御母マリアよ。 アンニコラス。
この手紙は5日前に回収されて新聞社に届くはずだったの。 使用人の募集広告よ。 これほどのお屋敷なら経験のある人手をいくらでも必要としているだろうと。 人生最良の時でした。 そして今でもこのお屋敷は大事な場所なんです。 うちの子供たちは時々変なことを言うの。 子供の言うことだから。 だがジャスタスとパストーは少しも恐れずにキリストのためなら死ねるということを証明した。 ニコラスも同じことをする?そうなの。 どこ?ニコラス。 子供のリンボ。 子供のリンボって?4つの冥界の1つ。 正しい人が行くアブラハムの懐。
幽霊が出たら挨拶をして勉強を続けるの。 ニコラスはその章を1時間で覚えて。 私にとって家族と呼べるのはタトルさんとリディアだけで。 リディアは生まれつき?すみません何です?生まれつき?口がきけないのは。 ニコラス!ニコラス!今行くわ!あぁ!ニコラス!ママなに?泣いてたの?泣いてないよ。 お父さんはピアニストで…。 まあお父さんはピアニスト?そう。 水を防ぐようにドアから絶対光が漏れないようにしなければならない!子供たちの命がかかってるの!奥様。
でもそのうち一緒に遊びたいってねだるんでしょ?ニコラスニコラス。 それじゃ誰?ビクターがやったの。 ビクター。 じゃあビクターを見たくないの?ニコラスねぇイタズラするなって言って。 ビクターがやめないの。 ビクター弟の顔触ってくれる?もうこんなことはたくさんよ!でも私は何もしてない。 イサクは父アブラハムに言った。 そしてアブラハムが手を伸ばしあなたは自分の子…。 あなたも聞いた?何を?それから主の使いは再び天からアブラハムに呼びかけた。 これがビクター。 今から家中を全部調べるわ。
カーテンを全部開けて。 本にあることが全部本当だとは限りませんよ。 幽霊の話は全部デタラメに決まってるって。 死者のアルバム。 集合写真まである。 ねぇここで働いていたんでしょ?前いたときも子守をしてたの?いえ全体のとりまとめ役をやっておりました使用人の。 まるで家族同然のように。 どこにいるの?ミルズさん!どうなさいました?音楽室の鍵貸してちょうだい!早く!どうしたんですか?来て!そんなどうして…。 バカげてると思うでしょう?来世とか死後の世界について。 死者と生きている者2つの世界がまじる時があると。
聖書に書いてあるでしょ?奥様…すべてに答えがあるとはかぎりません。 奥様どちらへ?村まで行って神父様を呼んでくるわ。 ですが神父様から伝言を…。 何とおっしゃるんですか?待ってください奥様。 行かせてしまってもいいのか?大丈夫よ。 それでいつになったらこのことを全部話すつもりだね?そのうち時期が来たらよ。 あぁ神様感謝します。 大丈夫お母様もねあれを見るわ。 アンのためにママが一生懸命作ったベールよ。 違う!うちの娘じゃない!違う!違う!うちの娘じゃない!違う!違う!違う!奥様今叫び声が。
この家のことをすべて一人で取り仕切ろうとしても無理なんです。 覚えてないの?どうするつもり?怒ってるんでしょ?どうして?どうしてわざわざくだらない戦争に行ったの?私たちには何の関係もなかったのに!他の人みたいにどうしてここに残らなかったのよ!彼らは降伏した。 何か知ってるんでしょ?あなたは前に同じ経験をした!教えて!書いてちょうだい!ここに書いて!早く!お願い!無理強いしたところで何にもなりませんよ。