おい…俺たちは億万長者だぞ！現在気温はすでに３９℃です。 今朝は市庁舎前の噴水広場からお伝えしましょう。 警察は市民の窮状を考慮し噴水遊びは許可しましたが街なかで消火栓を開けようとする子供たちには目を光らせています。 嘘だろ！？ベガスの被害額が５０億ドル？次はミシガン湖にハリケーンでも来るんじゃないだろうな…。 みんな！レクサー社の広報担当レベッカ・カーンズさんだ。 いや～人違いだ！俺は『ツイスター』なんて映画出ちゃいないけどさ竜巻を追って２５年になるストームチェイサーだ。
電力制限の件で特に貧困地域が制限のターゲットにされているという意見もありますが本当ですか？むしろ不便を感じるのは電力使用量の多い富裕層のほうでしょう。 我が国の送電網は発展途上国並みだというエネルギー省長官の発言に対する見解は？レクサー社の業務は電力供給であってインフラ整備ではありませんが可能なかぎり公益サービスの…。 もっと具体的な対策を聞かせてください！今のコメントはどうでしょう？公益事業の責任者には状況を改善しようという気はなく解決のカギは今後のお天気しだいだそうです。
ロイ計測結果は？地上気圧は９３ヘクトパスカル風速は現在４４メートル。 本日未明またもや予期せぬ暴風雨がメキシコ湾を襲い海底油田の作業員たちは緊急避難を余儀なくされました。 ミッドウェストの送電系統にはヘリオスナインっていう複雑なシステムが使われている。 レクサーはこういう人間を減らすため大学出たての素人に６週間研修を受けさせただけで使えるシステムをほしがってる。 ハッカーが電力システムを乗っ取ろうとしている可能性が少しでもあるなら市民には知る権利があります。
１時間に３、０００回以上もの落雷が火災を引き起こし公営の発電所も停止に追い込まれています。 ２４時間休みなく復旧にあたったとしても機能を回復するには最低３～４か月はかかります。 ミッチ…君らの不運につけこむとでも思ってるのか？利益第一で客への電力供給は二の次でしょ？電力は心配するな。 我が社唯一の発電所を雷でやられてもうレクサーに頼るしかなくなった。 レクサーを相手にするなら情報源を明かせって。 驚いた？それには情報源を明かさないと。 情報源？なんか陰謀めいてるな。
所長彼女はまだアマチュアです。 例の北極低気圧について全員にプレゼンできるよう準備しろ１０分だけやる。 必要なのはウイルスの侵入を探知するシステムだ。 検出システムだよ。 だがそのためにはスペシャリストが必要だしコストだってかかる。 ったく！観測機が異常事態を報告してきた。 つまり君が説明してくれた巨大なポーラー・サイクロンが五大湖を南下するってことだ。 検出システムだよ。
もしもし？ねぇダン！？このままいけば２４時間以内にシカゴに達するはずだ。 それで？気象センターから連絡があった。 なぜ送電が止まる？早くミッチに連絡しろ！どうなってる？ライン２もだぞ。 停電で防犯装置が作動しただけです。 待て！補助電源に切り替わるはずだ。 どうした？どうなってる！？市内全域で停電が起きてます。 緊急班に連絡だ！補助電源は？電話も使えない。 ミッドウェスト電力公社のミッチ・ベンソンさんからお電話です。 断定はできませんが原因はどうもハッキングのようです。
医師や看護師放射線技師などの資格をお持ちの方はぜひこちらに来てください。 停電時の負荷がそれ以前と変わりなかったことだけはわかりましたが今はまず接近しつつある嵐に対する警報を流すためにも復旧を急ごうと…。 停電時に稼動するはずのバックアップシステムも機能してませんよね？最近導入したというレクサー社のプログラムが原因なのでは？確かにバックアップは機能しておりませんが新しいプログラムは市議会の認可を得たもので厳しいテストにも合格しており…。
今どこにいる？セントルイスのアーチが見える。 もし２つが合体したら１時間前セントルイスに大きな被害をもたらした竜巻は更に勢力を強めながらシカゴに向かっています。 シカゴでは３時間後に迫った巨大な嵐に備え警戒態勢に入っていますがいまだ続く停電のため３００万の市民に警報を伝える術がありません。 「システム管理担当のダン・ロンドンを解雇した。 問題となっている市内補助発電プログラムの責任者であり」ってな具合にな。 不妊症の検査に人工授精全財産つぎこんだわ。
野球場の停電や他の事件もあなたの仕業？システムに送り込んだってわけ？目を覚まさせるにはそれしかなかった。 あらゆる方法を試したがシステムにアクセスを拒否される。 電気が戻らないと警察や病院や避難所は？わかってるがミッドウェストには戻れない。 それを証明したいならシステムに入ってウイルスを駆除して！うまくいったらあなたは重大な問題を提起しようとしただけなんだって世界じゅうの人に伝えるわ。 ミッドウェスト以外にもログインできる場所はあるんじゃない？待て君たちは？ミッドウェストから来た。
そんなもの置いとけ！早く来い！！早くしなさい！必要なものは全部持った？持った！あなた急いで！！先に乗れ！よ～しヘリが来た！行こう！今回の停電は電気があるのは当然と考えている我々に電力システムがいかにもろいかを証明するために起こされたものでした。 電気が戻ったらミッドウェストで取材するんだろう？あぁ！あぁ…うぅっ…。 わかった！すぐにドアを開けます！救急車を呼んで！ママ！ガース！？ガース！システム制御を解除して大丈夫ですか？わからないが他にシステムを回復する方法はない。
なに！？システムのもろさを証明するため彼がハッキングしたんです。 うちのバンが表にあるわ！ジェイソンに任せて。 大丈夫よ…パパが来てくれた。 ジェイソン手を貸してくれ。 １階と２階の間で止まったから切れたら６ｍも落っこっちゃうわ！怖がらせないでよ！ごめんねごめん！大丈夫よ頑丈なビルだからきっと大丈夫…。 ローラ！ローラ！大丈夫？エイミー！ローラ！ここよエレベーターの中！１階と２階の間で止まってる。
ジェイソンがエレベーターの上に落ちてケガしたって！そっち側の壁にドアの自動解除ボタンがあるんだけどそこまでいけそう？やってみるよ！もしもし？もしもし？ジェフ・ハーキンです。 エイミーとジェイソンと私の夫が奥さんを助けにアパートに行ってるわ。 ありがとう…どこか痛む？頑張ってジェイソン！今助ける！聞いて…こちらはもうすぐ着陸します。 ほら早くいって！さぁいこう！ジェイソン頑張って！下ろしてあげる！棒か何か探してこい！パパ…見て！目に入ったんだ。