論文は全然違う題名じゃなかったっけ?ねぇ?そうよ論文は「友人関係ダイナミクスの数理解析」。 ガラスキの授業の課題が山ほどあって期限は月曜だ。 3週間前に学校の体育館で殺害。 イザヤ書の53章旧約聖書か。 体育館の現場にも似たような文句が。 殺害に使われたのはサクシニルコリンにアコニチンを混ぜたものです。 あぁ最初の事件でも数字が書かれてたよね。 写真あるかな?フィボナッチ数列だよ。 何?つまりね最初の現場にあったこの数字から今回の数字へと続いてる。 12時間前に捜索願が出てる。
ユートピアというのはギリシャ語でどこにもない場所って意味だよ。 それだけじゃなくて聖書の数秘術つまり数字占い的なオカルトの要素も持ち合わせているわ。 アレックス・トロウブリッジ。 数字のグリッドや自然との関連。 数字に神秘的な意味があるってことを信じるかどうか?いえ数学者ですから。 数式を見るかぎり路面に塩を撒くのは無意味ってことになっちまう。 トロウブリッジ教授に会ったんだってな?まあね。 トロウブリッジ先生が言ってなかった?数字と文字は互いに置き換えられるって。 2人目の犠牲者は36時間拷問されてた。
「使徒ペテロの十字架」。 十二使徒を殺してる。 アンドリューピーターサッド…どれも使徒の名前よ。 ゲマトリアと呼ばれてるの。 小数の強法則によればどんな数字にも意味を読み取ることは可能だよ。 ちなみに被害者の電話番号だけど数字を足してみるとどれも26になったわよ。 それもゲマトリアの一部かもしれないと言いたいだけ。 それをアルゴリズムでやるの。 電話帳の中から犯人のゲマトリア基準に合う人物をより分けていくわけ。 次のターゲット候補者を数万人から数百人に絞り込めるかも。 犯人のゲマトリアだ。
医薬品をホームレスが住みついている廃屋まで配達するようにと。 ちょっと見て十二使途の1人ヨハネは生きたまま茹でられて奇跡的に助かったと言われてるわ。 医薬品を届けた店員の話では白人男性で首に十字架といばらの冠のタトゥーがあったそうです。 サクシニルコリンとアコニチン。 ソイツは誰だ?ジャレドの部屋を調べたらフラッシュドライブにこんな映像が。 処刑前のキリストが十字架を背負って歩かされたと言われているルートよ。 確かか?見てよこっちが犯人の動きでこっちがキリストのルートだ。
つまり犯人は座標を用いてこのロスにヴィア・ドロローサをそのまま再現しようとしてるんだよ。 座標ポイントは6つあるのに被害者はまだ5人しか出てないよね。 ちなみにヴィア・ドロローサの始点はロスではこの場所に該当する。 エルサレム?そう今回の事件の犯人は自分とキリストを同一視しちゃってる。 これは殺人事件の捜査なんだ。 恋人を殺して暴力的衝動に火がついたのかもしれないわね。 トマス・バリオスか。 バリオスはここで仕事を?大したアーティストさタトゥー界のダ・ヴィンチだ。
ナサニエル・グリーンが消えてから48時間経つけどまだ死体が出てないだろ。 よみがえったキリストは使徒たちの前に姿を現して舟から網を投げさせる。 キリストが復活してそのあとは何が起こった?昇天したわ天国に昇っていったの神のもとへと。 ロスで天国といえば?彼はどうやら古いビルが好きなようだからオフィスタワーとか?教会かも。 アレックス888って数字キリストと関連があるんだよね?うん。 ナサニエル・グリーンは8人目の被害者だ。 最後の現場から8ブロック先に教会があるわ。