昭和を生き抜いた破天荒なおやじの豪快な話とお母さんが作る味わい深い料理。 これは古き良き昭和の風情が息づく小さな居酒屋に集う人々の物語ありがとう。 あっ…自分西尾栄一といいます。 水野さん今日どっち?ロシア?フィリピン?ロシア。 西尾君西尾君早く行くよ!あ~いや。 俺は今日は大丈夫です。 おう西尾君。 なんか季節はずれのインフルエンザとかでさ倒れちゃって。 あなたはいつも仕事ばっかりで全然私のそばにいてくれないじゃない。 カットカット!ハシモトお前何年助監督やってんだよ。
いいんだけど監督がね西尾のこと気に入って超能力ってあるんですかね?超能力ってのはよスプーン曲げたり人の心読んだりそういうやつだよ。 昭和でいちばん有名な超能力者だよ。 ユリ・ゲラーとは70年代に超能力ブームをおこした男。 キャリアウーマンっていうんですか?スーツ着てお得意様まわりしたり会議に出たり。 西尾君いいね。 あれ明日のスケジュールは?俺明日休みですね。 殺し屋ガスを演じます西尾栄一さんです!よろしくお願いします。 はい本番準備!はい各自準備お願いします本番でいきます。 死体記録更新だね。
そうオアシスさんでしょ。 オアシスさん?80歳で胃がんになり入院したおやじ。 あるとき喫煙所で30代半ばの映画女優のようにかっこよくタバコを吸う女と出会った。 病院の喫煙所というオアシスで出会った2人。 なんとかオアシスさんに近づきたいおやじは余命3か月というウソをついた。 オアシスさんはなんと「いいよ」と答えおやじの願いは叶ったという。 余命3か月ウソだろお母さん生きてるしさただオアシスさんに惚れてたのはほんとだったんだよね?おやじさんも役者だなぁ。