これまでの「ホワイトカラー」は…ピンク・パンサーズ世界で最も危険な窃盗団だ。 保管庫にエクソダスっていうファイルがある。 ファイルの中身は？複雑なアルゴリズムのようだが。 でもいつも足かせで俺の居場所をチェックしてないと心配になるんだろ？確かにＧＰＳ信号を確認するとよく眠れる。 俺の安眠問題よりパンサーズのほうを心配すべきだろ。 切手もエクソダスも渡したのになぜパンサーズが俺をしめ出すのかわからない。 じゃ犯行中に出会ったの？俺フィンランド人の男爵を装ってた。
彼女のカモはジャック・コンロイ青少年救済チャリティーの代表だ。 確かに詐欺師とチャリティーの代表が偶然出会うとはちょっと思えないね。 なんでジャック・コンロイのチャリティー事務局に来てんの？手は出さないって約束したのに。 おいおいダメだって！ヘンリー・スタットンってヤツは大物なんだから必要なんだよ…補佐役が。 ヘンリー・スタットンって誰？スタットンさんどうぞご案内します。 ええ感情が判断を鈍らせる危険性についてはスタットン氏もよくわかってますからね。
てんびん座ピーナッツアレルギー。 詐欺師だってことでしょ？ハハッそう言おうとしたんじゃないんですか？ええ。 フンッ！オホッ！彼女は思った以上にやり手だ。 あの男の持つ救世主願望につけ込んで彼女を救うべきだと思わせた。 根っからの詐欺師だ。 詐欺師でも愛には惑わされる。 チャリティーを救うためならいいけどイーバを取り戻すためならやめるべきだ。 チャリティーは詐欺か？お前がそう言って騒いでも誰が信じる？お前は陰謀マニアだし犯罪者だろ。 どうしたの？襲われたんだよジャック・コンロイに。
世界最速の飛行機でないと時間までに行くのは無理だ。 ああサンフランシスコ支局に頼もう。 部門長に電話をつなげ。 この任務の成功は現行犯逮捕にかかってる。 ロリンズ部門長バークだ。 えっ？いやロリンズ部門長と話したいんだが。 ニューヨーク・ホワイトカラー部門の部門長だ。 うちのチームはピンク・パンサーズを追ってるんだが情報によればサンフランシスコに２時半に着く便が狙われてるらしい。
わかってるぞ２人で何か企んでるんだろ？モジーあなたは気に入らないことがあるとすぐ自分に都合のいい物語を作り上げるけどおかしな言いがかりをつけるのはよしてくれる？私とジャックの愛は本物よ。 自分の脚を撃ったのがどこかに行くためだとしたら？なんの話だ？ジャックの狙いはその場所にあるんだよ。 いやジョン・レノンいわく「現実は人の心が生み出すフィクション」。 盗んだものを全部持ってモロッコで姿を消したんでしょ？最高のタイミングだ。 ジャックと組むべきじゃなかった。
ジャックとイーバが完璧な計画を立てているんだとしたらお前に電話してきてたぶん助けてくれと言ったんだろ？例えばジャックに暴力を振るわれるかもしれないとか。 ジャックは私が裏切るんじゃないかと疑ってるの。 こっちよお前がイーバといる間にジャックは防犯システムを解除し何かを盗む。 ジャックはそれを盗み出したらイーバにゴーサインを送る。 ジャックが防犯システムを元に戻しお前は現行犯で捕まる。 ジャックがすでに盗んでんなら現行犯にはならないだろ。 だがジャックは本物を偽物とすり替えるだろう。
イーバは結局見つからなかった？それよりもたった今サンフランシスコから電話があったんだが…。 外交官銀行の重役貴重な物を持ってる人は？いない。 航空会社は貴重な積み荷があるかどうか否定も肯定もしない。 俺はサンフランシスコ支局の捜査官をムダに動員した。 パンサーズの居場所か？彼らのターゲットがわかったんです。 ニールの任務から考えるとターゲットはブラックスネット・セキュリティーと関係がある。 どちらも多くの政府機関から仕事を受けてますが共通するクライアントは１つだけです。 連邦準備銀行か。