すごく魔力が強いから魔法使いに手伝ってもらうように先生に言われたの。 先生を縮めて魔法使いを小さくするんだな。 セドリックさん大丈夫?いやちっとも大丈夫じゃない。 あなたのおじい様が国王で父のグッドウィンが城の魔法使いだった頃よ。 無理はしなくていいわよセドリック。 そうだよ私たちはセドリックさんのすごい魔法を知ってる。 どうしたんだ?大丈夫か?あの頃のセドリックとコーデリアはとても仲がよかった。 あの肖像画が描かれたすぐあとにコーデリアの魔法使いの舞踏会が開かれた。
魔法使いの舞踏会が始まり主役のコーデリアが広場に颯爽と入ってきたんだ。 魔法使いの舞踏会とか?うわ~見えた。 エンターヴォ・リフレクト!ママの舞踏会に行こう。 これで舞踏会に出たらみんなすごいって言ってくれる?絶対言うよ。 トレセスアップ・ドゥオ!ほらこれならバッチリよね。 ラッパが鳴ってるよ!コーデリアが舞踏会に出る時間だ。 主役はかっこよく登場しなきゃならないのにできなかったら?いっそ舞踏会をやめたほうがいいかも。 大丈夫だよコーデリア。 みんなも一生忘れられない最高の舞踏会になるはずだ。
国中みんながコーデリアも父さんもキミの父上もあの日から私を見下すようになった。 ダメなセドリックと。 あなたときたらイモリの目とドラゴンの目を一緒にして。 あ~コーデリア呪文はきちんと唱えられる。 だからこれから難しい呪文を使ってソフィアの大事な宿題を手伝うんだ。 あ~ソフィアここへのせて。 プリンセス・ソフィアの宿題に必要なものが見つからないじゃないか。 セドリックさんに頼んだから。 私がやればセドリックの失敗を心配しないで済むでしょ。 私がソフィアを手伝うんだ。 呪文の言葉は間違えずに唱えた。
また魔法使いの舞踏会を見せて。 セドリックあなたって天才。 セドリックさんは呪文を間違えたりしてない。 セドリックさんお願い。 だよな?もちろんやったよ!やっぱりセドリックさんは立派な魔法使いだね。 セドリック!城にいったい何をしたのだ?あぁ私からお話しします国王陛下。 私がうっかり小さくしてしまいセドリックが元に戻しました。 そう!あの事故はセドリックさんのせいで起こったんじゃないの。