盗聴器の調査は慎重に行われる。 もし盗聴器が仕掛けられていない家に声をかければ強い不安感を相手に与えることになる。 早速住人に盗聴器の存在を伝える。 実は昨日酒井が足音で盗聴電波を確認した場所。 ２０年以上多くの盗聴器を撤去してきた酒井が手こずるほど頑丈に設置されている。 壊れるまでしかしいったい誰がなんのためにここまで手の込んだことをしたのか？半永久的に作動する盗聴器が発見された。 更に引っ越してきてからだから盗聴器の状況から推測すると…。
商品をバッグに入れた女性は何食わぬ顔でレジへと向かう。 女性は一部の商品を精算。 スーパーで万引きした女性に声をかける。 男性は８０歳以上の高齢者一人暮らしだという。 今万引きのおよそ４割が６５歳以上による犯行なのだ。 女性は薄笑いを浮かべ半額シールの件はしらを切るつもりらしい。 半額シールを勝手に貼り付けて精算した８０代の女性。 この８０代の女性は今後店へ出入りしないという誓約書にサインをした。 いったいどこに商品を隠したのか！？女性の動きに目を凝らす。
一級建築士で１億円のマンションを所有しているというエリート。 小さな子を持つ親同士真衣さんにとっては子育ての悩みを気軽に相談できる頼もしい存在だった。 マンションの出入り口を２４時間監視し１人ずつ容姿をチェックするという地道な調査。 男は真衣さんに一級建築士だと語っていた。 やはり一級建築士ではなく引っ越しが本業なのか…。 更に探偵三原の調査で真衣さんに語っていた内容とあまりにも食い違う。 徳原弁護士と探偵の三原がその表情はかなり険しい。
徳原弁護士と探偵の三原が出口で男を待つ。 詐欺行為を裏付けるため徳原弁護士は質問を続ける。 ふだんは冷静な徳原弁護士だが自身も幼い子どもを持つ親として今回の案件には強い思い入れがあった。 このあと徳原弁護士がまずは男が所有していたという１億円のマンション。 真衣さんが子どものために何年もかけてコツコツ貯めた７４１万円。 ずっとここまで怒りを抑えて話を聞いていた真衣さんが男は毎月６万円以上を返済し完済することを約束した。 女性はエコバッグの中をいじりながら落ち着きなく店内を回っている。