こうして去年念願の初競りマグロをとった山口と小野寺。 それを承知で山崎は沖でマグロと対峙する。 そこには自ら釣り上げた巨大マグロとともに写る山崎の写真がズラリと飾られていた。 山崎はこの日マグロが何を食べているのかを探っていた。 大間の漁師たちは高性能ソナーを使い大海原に潜むマグロを探す。 今日山崎はこのマグロに選ばれたそれでいい。 山崎が初めてマグロを釣ったのは15歳のとき。 果たして山崎はマグロに選ばれるのか。 大間の鉄人山崎倉はマグロに選ばれるのか。
そしてこの日山崎はまたしてもマグロに選ばれることになる。 決まりはその日にいちばんおいしいマグロを1本買い。 1本買いしたマグロを部位ごとに切り分け…。 骨付きマグロも1本買いならでは。 三厩のマグロ漁は他とはちょっと違う。 そして去年豊洲市場開場初日の競りでは三厩の漁師たちは皆悲願の初競り1番マグロを目指して燃えていた。 そんな三厩でマグロ漁をするこの男を覚えているだろうか。 しかし師匠の小林はそんな中村に一抹の不安を抱いていた。
初心を取り戻した中村も悲願の初競り1番マグロを狙いにいく。 陸同様小さな頃からマグロ漁が大好きで漁師に憧れた3人の兄たちは中学卒業と同時に迷うことなくこの道を選んだ。 佑弥は一人前のマグロ漁師になっていた。 揚がってきたマグロは2013年正月に日本中を騒がせた初競りマグロ。 貸家暮らし?荒稼ぎしたカネはどうしたのか?竹内が船頭を務める船はマグロ漁師を引退した父から引き継いだ第三十八美吉丸。 マグロが群れ泳ぐエリアは日々変わるため場所選びが重要となる。
出港の時間になっても竹内とは音信不通…。 ついには5年前あんなにマグロ漁に貪欲だった竹内がいったいどうしてしまったのか?実際もう…緩んでたうん…。 竹内は稼げない漁師になっていた。 応援する家族の思いと裏腹に大間のマグロはなかなか釣れない。 年末のこの時期冷たい津軽海峡で泳ぐマグロは極上の脂がのっていてキロ1万円以上はする。 漁師としての勘は戻ったのか?竹内の顔にマグロ漁師としての凄みが戻ってきた。 2013年初競りマグロ漁師竹内大輔。 大間のマグロ漁を変えた男それが革命児菊池武一なのだ!武一の船には…。
荒波よせる津軽の海で極寒のなか親子で必死にマグロを追っていた。 この日も海にはマグロとの孤独な戦いに挑む武一の姿があった。 マグロとの一騎打ちが始まると武一の表情が引き締まる。 大きくないですか?それがマグロ漁師だ!自ら借金して船を購入。 そのわけは?マグロ漁に年功序列はない。 マグロがいそうな場所にトビウオを流し引っ張るのが小浜のやり方。 この日小浜は漁をあきらめとある場所へ。 愛する女房のため今日という今日はなんとしてもマグロを仕留めたい。 大間のレジェンド小浜文雄。
小浜文雄まだまだマグロに挑む。 当時28歳と若手ながらすでに頭角を現していた細間正樹。 どうした何があった?実はこの前年細間は最愛の妻をくも膜下出血で亡くしていた。 2017年10月我々は久方ぶりに細間を訪ねた。 細間にマグロ漁を続けるという選択肢はなかった。 この日細間の家から賑やかな声が。 一方細間も子供たちの大好物カレーを作っていた。 翌朝港には決意も新たに漁へと繰り出す細間の姿が。 ついにマグロを喰わせたシングルファーザー漁師細間正樹。