東京オリンピック代表内定をかけて挑みます。 2大会連続オリンピック代表を目指す高藤。 男子の解説は北京オリンピック代表で世界選手権で二度の銅メダルを獲得しています小野卓志さんです。 ここまでの両者の戦いというのを別にして、今日の戦いにフォーカスすることになると思うんですが、さあ小野さん、どうでしょう?永山選手は比較的、足技、担ぎ技、逆技、しっかりと全体的に技は出してきたと思います。 永山選手は逆の一本背負いをかけましたが、そのつぶれ際も高藤選手、一瞬、返そうとしましたよね。
小野さん、オリンピック前のこういう大きなトーナメントというのは、気持ちがかわってきますか?そうですね、いろんな気持ちの入り方、ここで少し緊張して、自分の持ってる柔道を出せなかったりとか、そういった選手もいますし、いろいろですね。 今、永山選手、一瞬、高藤選手の肩の辺り前襟から背中、今度は肩のあたりとまた持ち方、もうひとつ変えてきましたよね。 高藤選手も、もちろん考えていますし、永山選手も対策、次の攻撃のパターン考えてると思います。
以前は永山選手は、先につり手を持って、高藤選手に持たれるっていうパターンが多かったんですが、今度は逆に、つり手といってまた組み手の作戦を変えてきましたね。 今、高藤選手、指導1ついってますので、ここは高藤選手ここで少し攻撃を仕掛けていかないと、また指導が、1つ、2枚目きますので、そして、ながらく続いた高藤時代に、印籠を渡す戦いとなります。 高藤選手、比較的、捨て身技と足技なんですね。
世界選手権で優勝した選手が、今回のグランドスラムで優勝し、このあと、この会場で行われる強化委員会で3分の2以上の賛成を得ると、代表内定となります。 男子66kg級、丸山城志郎選手と、吉田さんはこの内定を決める強化委員会でいらっしゃるんですよね?そうなんですよ、だからもし丸山城志郎選手が勝った場合はすぐ強化委員会にいかなければいけないので、今回、勝ったら即内定ではなくて、強化委員会で採決をとるということですね。 大注目の丸山城志郎選手対、阿部一二三選手の決勝が始まるようです。
男子の解説の小野さん、今、どんなふうにご覧になっていますか?この2人の戦いに関して、いろんなこと考えてましたが、丸山選手からしたらやっぱり、ここは絶対勝たなきゃいけない。 阿部選手は負けられない。 阿部選手。 今、阿部選手、一瞬先に引き手持てたんですよね。 阿部選手が袖釣込腰を打てば、丸山選手が内股を出すと。 そう思うんですが、どうでしょうかね?丸山選手、その巴のタイミングにあわせて考えてるんじゃないでしょうか。 丸山は、阿部も世界も関係ない、自分は自分と信じてやるだけ。
両者の戦いはいったい、どちらが主導権をにぎっているのか、丸山と阿部。 阿部、丸山も同じくかえしていく。 一気につめましたね、今丸山選手は。 丸山はここで勝てばオリンピックがほぼ内定というところになります。 決めるか止めるか、東京オリンピックをかけたこの一戦。 今一瞬、丸山選手は右手、ひき手からいきました。 決めるか丸山、止めるか、阿部。 小野さん精神論に走ってはいけないのかもしれませんがもうお互いが、東京オリンピックに向けての強い気持ちだけですね、襟持ちました。
一瞬、丸山選手が持ったっていうところで、満を辞しての阿部選手もそこで内股がくるとわかっていた。 やっぱり東京オリンピック、リオのオリンピック終わって、ほんとに悔しい思いをして、自分が東京オリンピック目指して4年間やってきて、自分がここまでやってきたものっていうのを絶対に簡単になくすことはできない。 阿部一二三選手が優勝したことで、男子66キロ級の内定は、もしくは全日本体重別選手権で熾烈な代表争いが続くこととなりました。
そしてお兄さんの阿部一二三選手の次は妹の阿部詩選手の登場です。 そんな詩も去年、世界選手権で優勝し、女子柔道界の主役に一気に躍り出る。 さぁ阿部詩、東京を決めるか、まもなく決勝戦です。 この阿部が、世界選手権チャンピオンの阿部が、柔道グランドスラム大阪、このブシャールをくだして優勝すれば、その後の強化委員会で3分の2の承認を得れば、柔道史上最速での東京オリンピック内定となります。 東京オリンピックに出場、そして金メダル。
さぁ世界女王、阿部詩の決勝戦です。 フランス世界ランク1位、ブシャールをどう倒すか、阿部詩。 世界チャンピオン、東京決めるか、阿部詩。 青い柔道着が、世界柔道日本の阿部詩。 この決勝で勝てば、東京オリンピックほぼ確実といってもいいかもしれません。 そのなかで東京オリンピック代表なるか、この決勝戦で金メダルに輝いて、強化委員会の承認を得れば、史上最速での柔道オリンピック、東京オリンピック代表内定となります。 ただブシャール選手も阿部選手の前に投げる内股、袖釣腰、わかってますので、後ろ重心で構えていますよね。
その力がある阿部詩。 兄一二三が見つめる中、延長戦。 阿部詩、オリンピックを決めるか、女子52kg級の延長戦に入りました。 さあ妹、阿部詩続けるか。 19歳の阿部詩。 世界ランクはブシャールが1位、阿部詩が2位。 世界連覇しているのは阿部詩です。 阿部選手も。 果敢にこの内股で攻めていくのは阿部詩。 阿部選手のほうが若干多いのかなという感じがしますね。 阿部詩、金メダルまであと1つ。 終始、阿部選手のほうが優勢的に戦いを進めていたんですが、このブシャール選手の、このあとですよね。
今回、勝てば、東京オリンピック代表がもうほぼ確実かと言われたこのグランドスラム大阪。 オリンピックにつながってくれますよね。 東京オリンピックまでまだわかりません。 厳しい世界でしっかりとオリンピックの1日にかけられるような気持ちを作って、また技を作って戻ってきてほしいかなと思いますね。 吉田さん、僕らもちょっとこみ上げてくるものがあったんですが、残念ながら詩選手はオリンピック内定にはならなかったということですよね。 東京オリンピックは目の前、渡名喜、どうだ渡名喜。
世界選手権とグランドスラム大阪の連覇は、イコール、東京オリンピック内定への必要条件。 西山選手、内股を警戒しすぎると巴投をくらってしまう。 あと1つ勝てば丸山、オリンピック内定がもう目の前というところになります。 この丸山の待つ、決勝の舞台へという、この阿部の戦いですが小野さん、今日の阿部というのをどうご覧になってますか?前に投げる技、袖つり、体落、背負投、それに加えて、足技が非常に出す場面が多い。
キラキラと光る若きエースだった阿部一二三がまるで侍のごとく、この勝ちを決めました、決勝進出。 今、阿部選手、一瞬先にもってったんですよね。 今、阿部選手が両袖を持っています。 阿部はもう一度勝って、阿部一二三を見せつけたい。 逆に阿部選手は比較的、足技も出てますので、丸山、勝てばオリンピックが見えてきます。 その前、丸山選手が前襟を持った際に阿部選手がすぐにつぶれて、防御姿勢を取ったということで、この指導1枚がどういった展開になるか。 ボディーブローのようにきくのか、はたまた阿部選手が投げなきゃいけない。
ここで決められなければ自分のオリンピックはない、おそらく両者、そう考えているでしょう。 通常ですと丸山選手の左足は、一歩ステップを踏む段階なんですけど、そして小野さん、どちらが出てもオリンピックは。 1回の勝利で、東京オリンピック止めました。 やっぱり、東京オリンピック、リオのオリンピック終わって自分が東京オリンピック目指すして4年間やってきて、自分がここまでやってきたっていうものをほんと自分がまたこの一から東京オリンピックまで積み上げていきたいなと思ってます。