しかし更なる壁が修平に立ちはだかろうとしている今度は救命救急センターですか?地域医療ネットワークが軌道に乗ったおかげでなんとか赤字脱出のメドが立ちました。 次に目指すのは救命救急センターの開設です。 無理?どうしてですか?救命救急センターは勝手に名乗れないからですよ。 救命救急センター開設に向けて動き出しましょう。 実現すれば有原総合病院は地域医療の砦になります。 24時間救急外来を実施しているうえに地域医療連携もしっかり構築されているんですね。
有原病院ならではの救命救急センターの構想がないんだったら所詮それは大学病院のミニチュア版にすぎない。 つまりこの計画には市場規模の認識競合相手に対する優位性事業の将来性融資に必要なすべてが欠けている。 そうですか…追加融資断られましたか。 追加融資が無理となると救命救急センター開設計画は今あるリソースを最大限活用して資金を捻出する工夫をしましょう。 脳卒中などの脳血管疾患で入院している患者さん平均入院日数が40日以上と長くなっています。
リハビリ期間が特別長いとは思いません。 リハビリを拒否される患者さん多いんですか?特段多いわけでは。 改築?リハビリ室ですよ。 ねぇあれ何やってるの?リハビリだよ。 リハビリ室まで行かなくても病室を一歩出ればそこで訓練ができるようにっていう院長のアイデア。 ふ~ん廊下リハビリか。 若い患者さんは早く社会復帰したいから熱心にリハビリに取り組むだろ?目の前で頑張ってる姿を見たら年配の患者さんもやる気に火がつくってわけ。
私担当変えてもらったほうがいいでしょうか?あなたが担当を変わっても芳恵さんの問題解決にはならないわよ。 2年ほど前に介護していたお母様が亡くなられてお母様は人工透析で長い間大学病院に通っていたそうです。 となると退院後は地域の開業医さんに逆紹介することになるね。 ソーシャルワーカーさんを交えて一度カンファレンスを開いたほうがいいですかね?そうね本人がしっかりと病気を受け止めて銀行の融資が決まらないことを伝えましたが前向きに検討する姿勢は変わらないと言ってくださって。
急性期病院にはそぐわないんじゃありませんか?ですから急性期を診る病棟とは別に退院を支援するための病棟を作るんです。 建設資金はどうするんです?カネのことばかり言いたくありませんが救命救急センターにさえ難色を示す銀行が乗ってくるでしょうか?事務長はどう思います?はいこれなら副頭取を説得できそうな気がします。 地域医療の砦となるためには救急医療と退院支援この両方が必要なんです。 しかし診療報酬も退院支援に加算がつくように改定されてきています。
救命救急センターの設備も調いつつあります。 大学病院があるのにこれ以上救命救急センターを増やす必要はないと反対する声が上がっていまして。 ん?何?大学病院に救命救急センターが設置されているにもかかわらず民間病院が参入し県から多額の補助金を受けるのは妥当であろうか?病院の営利目的に税金が投入されるのではないかとの懸念を抱く。 救命救急センターに認定する可能性はゼロに近いとのことでした。 追加融資は救命救急センターに認定されることを前提に決まったと聞いていますが。