NHKスペシャル「巨大台風 “流域型洪水”の衝撃」

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この番組のまとめ

流域型洪水というかつてない事態。 ところが阿武隈川の水位は上昇し大量の水が町の中心部に流れ込みました。 それは、阿武隈川の広大な流域に隠されていました。 雨が激しくない場所でも川が氾濫する流域型洪水。 流域型洪水は阿武隈川の下流でさらなる被害を引き起こしました。 上流域全体に降った雨が下流へと押し寄せそこにさらに激しい雨が重なったため大規模な氾濫が起きたのです。

長岡市の災害対応の中核を担う危機管理防災本部。 武田こちらは、今回決壊した主な河川の流域を示したものです。 今、これだけ広範囲に降った雨に対して上流の雨、上流の河川の水位をどのように避難に役立てていくのかというまったく新しい形の避難対応を考えなくてはいけなくなってきていると思います。 武田今回起きた堤防の決壊は主に川の水が堤防を越える越水によってもたらされたと考えられています。 河川工学が専門の関根さんここまで多くの堤防が決壊したということ。

今回、大雨が収まったあとに被害が発生するというタイムラグの問題が浮き彫りになったわけですが気象庁や行政が出す避難の情報などうまく対応できていたんでしょうか。 日本列島に甚大な被害をもたらした巨大台風はなぜ生まれたのでしょうか。 この部分が台風上陸後も温かい水蒸気を大量にくみ上げ続けるいわばポンプの役割を果たし広大な範囲に大雨を降らせ続けました。 専門家たちはこれこそ危惧していた新たな時代の温暖化型台風ではないかと指摘します。 今回、台風がここまで巨大化した第一の要因は急速強化という発生段階の現象です。

温暖化が今の想定どおりに進んだ場合武田地球規模の気候変動温暖化は台風のリスクをここまで高めている可能性があるということが見えてきたんですけどそうしますと、これまでの防災の想定では対応できなくなるケースもどんどん出てくると考えたほうがいいということでしょうか。 しかし、これだけの気象特に台風に関わるような温暖化が非常に進んできている状況の中でもはや、これまでの防災が成り立たなくなってきている。 車両基地周辺はおよそ4mの深さまで浸水。 今回の台風では災害対応の司令塔である役場が浸水するケースも相次ぎました。

即被害が拡大しかねない深刻なリスクだと思いますがどういうふうに対応すればいいですか?災害後の自治体の機能は大きく3つあります。 被災者の避難生活の支援と生活再建の後押し。 そして、ソフト対策広域的な雨の中で水位情報を読み解き雨の情報を読み解きどう避難に活用するかというソフトの部分も重要だと思う。 武田各地で大きな被害をもたらした今回の台風ですが東京を流れる主要な河川も実は、危険な状態にありました。 区の被害想定によれば最大規模の水害に見舞われた場合ほぼ全域が浸水し、1週間以上水が引かないところも。

今後、広域避難を呼びかけられた場合どこに身を寄せればよいのか。 そのうえで区外への広域避難が必要な方が137万人にも上る。 武田一方でうまく広域避難が実現できた地域もあったそうですね。 片田利根川の上流域では同じような広域避難が必要な場所なんです。 この2つの町は事前に広域避難の基準を設けそしてさらに避難先まで決めておりました。 今回は、ともに境町のほうは25%以上の方そして、加須市のほうも8000人以上の方が広域避難をするという極めて良好な対応ができたと思います。