先人たちの底力 知恵泉「江戸川乱歩(前編)~好きを仕事にするには?〜」

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この番組のまとめ

何を読んでいるんですか?いや 私 今ね「怪人二十面相」を読んでいたんですよ。 二十の顔を持つ 神出鬼没の大怪盗怪人二十面相。 他人の生活を のぞき見したいという人間の奥底に潜む欲望と殺人を結び付けた独特な乱歩ワールドが評判となり一躍 流行作家になります。 ところが日本が戦争の時代を歩んでいた昭和14年 乱歩の作家人生は一変します。

立教大学のすぐ隣に江戸川乱歩が昭和9年から亡くなる昭和40年まで住んでいた家が今も保存されています。 乱歩が集めた本の中にはオークションで落札した希少本や事件やトリックを考える時に参考にしたかもしれません。 この洋書ミステリーのコレクションは作家仲間の間でも有名だったそうです。 やっぱり コレクションで欠けてるものがあると それを集中的に探すみたいな。

その上で例えば 「人間に関するトリック」では一人二役の作品が 118。 その内訳は 被害者が犯人の作品が53犯人が架空の人物に化けた作品が26などというふうにオタクでなければ やらないような分析を行っています。 もしかしたら あまり使われていないトリックを探り完全なレプリカを平井さんに見せてもらいました。 なんと 乱歩は 自分が住んでいた家と引っ越した順番が分かるように数字をつけ住所と そこに住んでいた年月日を一覧に まとめているんです。

乱歩の場合は もう一つやっぱり 時代の背景があって…日本の文壇の中で探偵小説っていうジャンルが まだ れい明期でほとんど作家がいなかった時期なんですよね。 特に探偵小説作家としてのアイデンティティーにはものすごいプラスになってたと思います。 というのも 具体例 挙げると大正14年辺りに「白昼夢」っていう短編を書くんですけれどもで 乱歩はその「白昼夢」っていう短編を書くために小酒井不木という先輩作家にこの人 お医者さんなんですけれどもわざわざ 手紙で問い合わせて屍蝋の作り方を教えて下さいって。

空想好きが高じ 探偵小説家を夢みるようになった乱歩は自分で雑誌を発行しようと資金集めのビラを作っては貼って回りました。 探偵小説家を夢みるようになった乱歩ですが夢が簡単に実現するわけもなく早稲田大学を卒業後に就職したのは大阪の貿易会社でした。 その内容は 南無阿弥陀仏に隠された点字の暗号を解き…その後 人間の奥底に潜む欲望と殺人を描いた「屋根裏の散歩者」や乱歩は 休筆を宣言し一人 放浪の旅に出たのです。