救急外来にやって来る患者は元気そうに見えても 重大な疾患が隠れている事もある。 今回の症例の肝は何でしょうね？肝は 実は 普通に歩いてくる患者さんの０．２から０．７％は実は 重症が隠れてる時があるよという事も考えながらやはり王道の 頻度が高い病気それから怖い病気も考えながら王道を歩いてく診断学を勉強してもらえたらなと思っています。 さあ 病気の正体を探り当てるためにさあ ３人は 研修で救急外来を経験しています？住谷先生 どうですか？１年生の時に３か月間 経験しました。
じゃあ 白井先生「急性喉頭蓋炎」を疑った理由…。 「急性喉頭蓋炎」はのどの奥にある厚さ およそ３ｍｍの喉頭蓋と呼ばれる弁が細菌の感染によって炎症を起こす病気です。 救急外来だと先に 白井先生が言ってくれた急性喉頭蓋炎 あと インフルエンザなど見逃してはいけない疾患などをあげるべきなんですね。 急性喉頭蓋炎って診た事ありますか？倒れそうになっていたところを診ました。 僕だったら 一番最初急性喉頭蓋炎を考えてすぐ調べてしまいます。 急性喉頭蓋炎は診断する時慎重な対応が必要な病気。
「溶連菌」とは「溶血連鎖球菌」の略称で丸い菌が鎖のように連なっているのが特徴です。 扁桃腺の奥の方まで グッと入っていっちゃうと 「扁桃周囲膿瘍」。 扁桃周囲膿瘍も咽後膿瘍も細菌やウイルスの感染によって…扁桃周囲膿瘍は扁桃腺のまわりに…そして咽後膿瘍は のどの一番奥と頸椎の間に 膿がたまります。 じゃあ 急性喉頭蓋炎の声は？マッフルドボイスってどういう事ですか？マフラーを巻いた状態で話してる時のような…。 急性喉頭蓋炎 怖いよ」。 上がレントゲン 下が ファイバースコープで撮影した のどの奥。
じゃあ これ病気かというと治療の対象ではありませんしここの山が 心臓が ギュッと収縮された所の山ですが電気が あっちいってこっちになるわけであっちいって こっちってなってこうなるんですよ。 心筋梗塞…？我々 全然 予想してなかった文字が ３人そろいましたが…それでは 最終カンファレンス スタート！先ほどのＶＴＲ どういう所をヒントにその病気を考えたのか？心臓に病気が起こってその痛みが肩や のどに放散している可能性を考えて まず これをあげました。
何で心臓なのに 心臓が痛いと言わないんですか？心臓を支配してる 臓器を支配する神経とあと ここら辺の皮膚を支配する神経があってちょうど心臓から戻ってくる神経とここの左肩とかあと のどとか 奥歯とか心臓からのやつも ここで入るし肩のやつも同じ場所から入るから刺激が強くなると肩からも 痛みの刺激してるんじゃないかなって体が思っちゃうんです。 心臓の痛みは 主に 交感神経と横隔神経が関係します。 だったら この人本当に 心筋梗塞なんですか？２～３時間ぐらいはたってこないと。