カンファレンスが始まるとすばらしい事になりますので。 果たして研修医たちは 池田先生の問いに 答えられるのか?さあ病気の正体を探り当てるために今回 全国から集まって頂いた研修医は こちらの3人です。 加奈子先生と俊亮先生でいいですかね。 「バカボン」かなんか読んだんですか?「バカボン」も読んだ事ありますが「バカボン」ではなくて「ブラック・ジャック」でもないんですが…。 加奈子先生は自分の入院がきっかけでお医者さんになりたいという…。
「重症筋無力症」は 朝方は 筋力がしっかり保たれているんだけど夕方 夜にかけて同じ筋力を何回も使うと疲れが出やすくなるという病気で…。 運動神経と筋肉の間には神経筋接合部と呼ばれる隙間があります。 神経に信号が伝わると この隙間にアセチルコリンという化学物質が放出されフリップには ドーンと重症筋無力症と書いちゃったけどもこの病気しか あがらなかったわけじゃないですよね。
他に どうですか?夕方に筋力が落ちるというのが合わないんですが若い方で…「若い」というのは当てはまってますし力が入りにくくなるという病歴も合ってるとは思うんですが先ほど 見せてもらったバイタルで甲状腺機能亢進症というと脈拍は高くなりますし血圧も どちらかというと上がる方向に動くと思うのでバイタル的には 少し合わない部分もあるんじゃないかと考えられます。 そのどうやって起こるかでこのバイタルサインは説明できますか?それは やっぱり…重症筋無力症では通常発熱は見られない。
重症筋無力症は悪くなる所が電気の配線というかね課長が二重に見えた時もふっと 目を振った時にこの時に 素早い筋肉の動きが要求されるわけです。 重症筋無力症の病態を考えればそういうふうに言える。 一瞬だけ二重に見えるという症状から沢田さんの病気は 重症筋無力症である可能性が高くなった。 私も やはり発熱という点は胸腺腫以外で かつ重症筋無力症に折り合いがつくあのバイタルサインを説明できるものは何か?いわゆる風邪みたいな「上気道炎」みたいな…。