ところがこの2年農作物を植えて育てることはおろか草刈りすらできなかったことで田畑は草原になり野生動物にとって住みやすい環境が生まれた結果野生動物が急増しました。 野生動物が人間の生活圏にまで生息域を急速に広げているわけですけれどもそれだけではなく行動や習性が変わったことによって被害が広がる事態も起きています。 原発事故によって野生動物の生息域はどこまで広がりそして個体数はどれだけ増えたのか。
その生息域がどれだけ広がっているのかということを、こちらでご覧いただきたいんですけれども、イノシシの生息可能エリア、原発事故の前というのは、どちらかというと、この茶色い部分の山?そうですね、里地とか、里山といわれているような、雑木林と、われわれがふだん、呼んでいる所なんですが、この緑の所は、もともと田んぼや畑があった場所です。