クローズアップ現代「世界を監視するアメリカ~スノーデン氏告発の衝撃〜」

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アメリカ政府が自国民をも対象に世界規模で、こうした情報収集を秘密裏に行っている全貌を明らかにしたのがCIA・中央情報局の元職員エドワード・スノーデン氏です。 大手通信会社、インターネットやIT企業から個人の通話電子メールの記録などの情報をアメリカの情報機関NSA・国家安全保障局が集めていたことを告発し大きな衝撃をもたらしました。 主にスパイを使って情報収集活動を行うCIAに対しNSAは電子機器を中心に情報収集を行う機関です。 これを未然に防げなかったことがNSAのその後の情報収集の方向性を決定づけました。

世界中の電話や通信データの80%以上はこれがスノーデン氏が告発した監視システム、PRISMです。 ただ例えば、パキスタンとかアフガニスタンにいるテロリストが、ロンドンと連絡を取りたいといったときには中東のほうを回らないで、アメリカを通っていってしまうことが多いわけですね。 それが分かったものですから、途中からオサマ・ビンラディンは、電子通信というのは一切使わなくなったわけですね。

NSAによる大規模な監視活動に事実上、法的な根拠を与えたのが2001年同時多発テロ事件直後に成立した愛国者法です。