市民の個人情報から各国政府の内部情報まで大量に入手していたことが明らかになったのです。 もし、政府がこっそり一人一人がいつ誰に連絡をしたのかどこのATMからお金を出したのかどの駅やインターチェンジを通ったのかといった個人情報を収集していたと知ったらどう思われるでしょうか。 アメリカ政府が自国民をも対象に世界規模で、こうした情報収集を秘密裏に行っている全貌を明らかにしたのがCIA・中央情報局の元職員エドワード・スノーデン氏です。 NSAは電子機器を中心に情報収集を行う機関です。
ここでNSAの極秘プロジェクトが長年、NSAの活動を取材してきたジャーナリストのジェームズ・バンフォード氏です。 NSAのねらいは世界中から集めたデータを将来にわたっていつでも解析できるようにすることだといいます。 NSAは世界中に傍受システムを構築しましたがその膨大なデータを蓄積する場所がありませんでした。 ただ例えば、パキスタンとかアフガニスタンにいるテロリストが、ロンドンと連絡を取りたいといったときには中東のほうを回らないで、アメリカを通っていってしまうことが多いわけですね。
自由やプライバシーが侵害されているのではないかという声が上がってはいますけれども、今のリポートにありましたデータを見ますと、アメリカの情報収集活動、そのテロ対策として使われていることに対して、不十分だと思っている人が、どのように見られますか?やはりまだ9・11の記憶というのは、それなりに残っている、強く残ってるんだと思うんですね。