首都圏スペシャル「地震火災から命を守る~関東大震災90年〜」

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火災伝達入ります!関東大震災。 地震火災は今も大きな脅威となっています。 関東大震災では、複数の場所で一斉に火の手が上がる地震火災が甚大な被害をもたらしました。 今夜は地震火災とはどういうものなのか、そしてどう備えていけばいいのか、皆さんと一緒に考えていきます。 満里奈さん、地震や地震火災に対しての備え、ご自身もそうですけれども、お母さんでもありますから、家族も守らなきゃいけないですよね。

関東大震災を研究している地震学の専門家は同時多発火災から逃げ延びることの難しさを指摘します。 ノブさんが火災から逃げていたちょうど同じころ4歳上の兄と一緒に被服廠跡に向かいました。 被服廠跡に集まったのはおよそ4万人。 人を巻き上げるほどの激しい風が吹き広大な被服廠跡が炎に覆われます。 被服廠跡には現在慰霊堂が建てられています。

仮に遠くに火の手とか、煙が立ち上っていましても、人の高さの、標高の高い方向へ逃げるということは、子どもでも理解できるわけですけれども、同時多発火災の場合は、まずどこで火災が起きるか分からないと。 NHKでは今月、首都圏ネットワークなどの番組を通じて、関東大震災の体験談や、伝え聞いたことを募集してきました。 関東大震災のときの逃げた人の証言集を見てましても、逃げる途中で担いだ荷物に火がつくとか、髪の毛が燃えだすということは、たくさん書いてありますね。

この訓練を密着取材しました三宅記者とこのスタジオ、そういったところをですね、重点的に消防署もご覧頂いたように警戒はしているんですけれども、やはりそういう所で、いつ火の手が上がると、消防車は入れませんし、なかなか難しいというのが現状で、危機感を持って訓練しております。

スなんかは、地震のときは止まったり、つけられなくなったりしま阪神・淡路大震災のときは、原因不明が5割ぐらいあったんですけれども、その原因が分かった範囲でいいますと、ガス漏れとか、ガス器具による火災は2割、なんと実に6割が電気器具とか、配線からの出火だったんですね。 とりわけ阪神・淡路大震災以降注目されたのが、通電火災といいまして、いったん停電するわけですよ。 スタンドパイプって、この銀色の長いものですね、とホースのセット1式17万円。

三宅さん、これについては何か対策は進んでいるんですか?これは消防と違って、今度は町づくり的な話になってくるんですけれども、例えば先ほど、満里奈さんが指摘された木造住宅の密集地域なんかを対象に、東京都が不燃化特区というものを今年度から指定し始めまして、木造住宅を建物に、火災に強い建物にするときに、大きな額の助成金を払ったりと、そういったことも進めていますし、あと道路をそれこそ広げて消防車を通れるようにしたり、あと地域に、広場とか、公園を作って、火事が起きても燃え広がらないようにしたりとか、そういったことも今

実は、地震火災に備えた専用の避難場所を行政は定めています。 広域避難場所と呼ばれています。 まさにじゃあ、どこに避難したらいいのかって、皆さん、これから探す方も多いと思いますが、実は、皆さんのお近くの役場でこういうパンフレットも避難場所について、紹介しているものもありますし、ホームページなどでもご近所の情報が載っている所もありますよね。 避難所ですとか、いっときと読みますが、集合場所、広域避難場所というものがあるんです。

スプリンクラーは初期消火に対して、重要な役割を果たすんですが、耐震基準、地震の揺れに対しての基準というのは設けられていません。 その総務省消防庁は、今回の東日本大震災でスプリンクラーが壊れた事態を受けて、今月、耐震基準を設けることを決めました。 どのぐらいの基準を検討しているんですかね?総務省消防庁によりますと、不特定多数の人が集まるホテルだとか、病院といったそういった施設で、大規模な施設で、耐震基準を適用しようというふうに今、検討しています。

私たちは地下で火災が起きうるということも念頭に入れて日頃、使う地下鉄、地下街でどこが出口だろう、どこが避難口だろうという、そういったことを意識しながら生活するのも一つの方法かと考えます。 阪神・淡路大震災や関東大震災の問題点を皆さんで議論し合い、した。 本当に過去のね、経験と、新たな都市の問題ということを、NHKの小島記者と一緒に伝えてきました。 あすもこの関東大震災についての番組を放送いたします。