投資詐欺という手口で被害に遭う人が急増しています。 投資詐欺の特徴はその被害額の大きさです。 警察庁の調べでは1件当たりの被害額は平均993万円。 ことし1月から9月までの被害者を見ますとまず、ご覧いただくのは巧妙に、そして複雑に仕組まれたわなをグループで仕掛ける劇場型という手口の実態です。 パンフレットのその会社なんですがすでに太陽発電技術の特許を取得しておりまして上場した暁には株価は5倍になると予想しております。
まず最初のケースのAさんなんですけれども、最初はパンフレットでは、心が動かなかった。 これはどうしてなんでしょうか?実際は、パンフレットを見て興味を持つということは、業者のほうも想定していないと思います。 集中的に被害に遭いますので、パンフレットはもう、それこそうずたかく積まれています。 ので、パンフレットはあくまでその端緒に過ぎず、パンフレットで関心を持つということではないんです。
いい投資家、悪い投資家、あるいは投資家詐欺的な取り引き、こういうものを自分で判断することができるという考えをまず捨てて、反射的に電話でお金の話が来たら、もう電話を切るというのを習慣づけるということが必要だと思います。