広島の中でも特に山深い場所からきょう、ご紹介するのはちょっとワイルドなワニ料理。 きょうは私の地元広島県北部ならではのワニ料理の知られざるルーツをサメですけど、ひょうきんな愛きょうのあるワニ…サメ…。 私たちが来ているのは広島県の北部庄原市東城町にある小奴可地区というところです。 ここ、庄原市の小奴可地区ですが日本海からも瀬戸内海からも遠く離れた中国山地の山間部です。 鳥取・岡山と接する本当に山深いところにあるんですね。
というのも、サメは死にますと体内にアンモニア成分がたまって腐りにくいとされているんです。 これね、こうしたワニ漁が明治の終わりごろですね広島に近い島根や山口の日本海側で盛んに行われていたんですね。 これがね、石見銀山の銀を瀬戸内に運んだ銀の道なんです。 この道があったからこそこれは30年ほど前にここ庄原市で撮影された写真ですけども広島の山間部でワニを大量に食べていたことがよく分かる写真でずらりと並んでて皆さん、どれ食べてやろうかと皆さん、ご覧になってますから。
これは、おとといの晩に鎮守様で行われた神楽の奉納の様子です。 地域の皆さんは家にあるこたつを持ち込んで翌朝まで家族みんなで神楽を楽しむという行事なんですね。 家族全員集まって。 そして、神楽の合間にふるまわれたのがワニの刺身でございます。 こちらの境内で新しいワニのアイデア料理を用意していただいております。 先ほどのお店から1kmほど離れたところにある奴可神社というところですね。 その周りを巻いているのが地元特産の広島菜です。 これ、地元の学校給食のメニューにも採用されているほどの大ヒット作品。