国は、3年前子どもは施設より家庭で養育という原則を示しましたが進んでいないのが現状です。 子どもたちの人格形成に多大な影響を与える時期実の親による養育が長期間難しい場合安定した家庭環境をすべての子どもたちにどうすれば提供できるのか。 国も3年前に施設よりも、家庭的な里親や養子縁組を優先するという方針を課題が山積しているその実態から、ご覧ください。 今夜は、里親やそして養子にお詳しい、神奈川県立保健福祉大学教授の新保幸男さんにお越しいただいています。
今、児童相談所が非常に虐待対応などで忙しいということもありましたけれども、本来ならどういうプロセスが必要なんですか?里親委託をする、これ、養子縁組も基本的には同じですけれども、まず子どもを手放すという方に対する対応と、それから子どもを受け止めるという側の対応と、両方をしていかなければいけないというふうに思います。
一方子どもを施設に入れずに生まれてすぐ養子縁組を進めているのが愛知県です。 児童相談所によって施設に預けられます。 そこで愛知県では望まない妊娠で悩む女性の相談に乗り養子縁組の同意を取ったうえで出産直後に赤ちゃんを託す取り組みを行っています。