コマネズミ?そうでなくては 織田家の重臣は務まりませぬ。 竹中半兵衛でござる。 今 播磨において大を成すのは御着の小寺三木の別所 龍野の赤松。 ♪~越前の一向一揆は長島の一揆に比べるとまとまりがございませぬ。 おい 猿! この権六に対しその言いぐさは何じゃ!わしが何も考えておらぬと申すのか!一向一揆ごときに手間取っていては天下は逃げていくぞ。 越前より すぐに播磨に兵を出せと言いたいのであろう?さすが上様全て お見通しにございます!しばらくはあの 官兵衛にやらせておけ。
別所長治 赤松広秀播磨のお三方がそろうて行くのでございます。 別所は まだしも赤松は 長年の宿敵ぞ。 さすれば 必ずや 赤松 別所を説き伏せてまいりますゆえまずは 重棟にお会いするのがよろしいのでは?官兵衛は まず 三木城を訪ね城主 別所長治と面会した。 御着城主 小寺政職の名代として参上つかまつった!ご城主 赤松広秀様にお目通り願いたい!我らが共に生き残る道を話し合いたい。 されど 話を聞かずに殺さば赤松家に先はない!既に 三木の別所は我らと同心した。
どっちが大事なのじゃ!は?信長様 秀吉様…。 織田家に気を遣ってばかりじゃのう 官兵衛。 うん?お前は誰の家臣じゃ?どうなろうと 知った事か!殿!官兵衛。 お前が 小寺家より織田家の方を大事にしているように見えたのであろう。 それがし織田家家臣 摂津有岡城主荒木村重と申します! このたびは織田に お味方されると聞きご挨拶に立ち寄りました。 しかし 何故でしょうか?何故 我が殿の お心変わりが分かったのです?半兵衛殿じゃ。 さすが 官兵衛!実に美しい妻をめとったな。 官兵衛には光殿。