今日は 被災地から遠く離れた 愛媛県でふるさと 福島を思いながらふるさとの事を考えながらみかん栽培に取り組んでいるご家族の思いを伝えるとともに…。 愛媛県の伊予市にあるかんきつ畑です。 愛媛県といいますとかんきつ王国と呼ばれています。 この かんきつの オレンジと空の青のコントラストが今日は すごく すてきですね。 故郷 福島を思いながらかんきつを作っている渡部寛志さんです。 3年前に 福島県 南相馬市から家族で避難し愛媛で農家をしています。
え~と…福島とやってた農業とは違って来月 4月に収穫をむかえる「カラマンダリン」なんですね。 それ以外に 不知火ですとかカラマンダリンも加えて5種類 栽培されています。 愛媛で かんきつ作りに初挑戦されたのは福島への特別な思いがあったんですよね?はい。 私たち 家族自身も福島県の南相馬から東日本大震災の影響で避難してきているんですけどもその 福島であったり被災地であったりそういった所とつながりたいという思いがありまして。
少しずつですが被災地も 随時 変わってますしそういう様子を 自分自身も遠い 愛媛に来てしまいましたが目に焼き付けておきたいと思ってますしいずれ 福島に帰って また農業したいと思ってますのでその日のためにと言ってはおかしいかもしれませんけどもできるだけ機会を増やして。 福島へ送るかんきつ一つ一つに震災に負けないという強い思いを込めてきた渡部さんですが愛媛へ越してくるのは大きな決断があったそうなんです。 震災から 3年農業は ようやく軌道に乗り始め愛媛特産の かんきつ栽培も始める事ができました。
どうしても 今 なかなかみかん作りっていうのもですね頑張ってはいるんですけどもやりきれない部分があって愛媛で農業を始めた 渡部さんに多くの農家の皆さんが土地を貸してくれました。 特に 重点的にやらなくちゃいけない作業を指示して下さる 地元の農家の方なんかもいてですね非常に助けられております。 その避難者同士の 結び付きを作る活動というのに渡部さんのかんきつが これから生かされようとしています。 作業しているのは渡部さんと同じように愛媛に避難してきた方と地元 愛媛の方たちです。