血液から採取した免疫細胞です。 免疫細胞の数は大人の場合、およそ2兆個。 赤血球や免疫細胞を作り出すところです。 ほかの免疫細胞に命令を下すいわば司令塔です。 血管に入った免疫細胞たちは見事なチームワークで外敵と闘います。 まず最初に働くのは偵察専門の免疫細胞樹状細胞です。 免疫細胞の働きを若く保つことが老化研究の新しいターゲットなのです。
ところが今、この免疫細胞こそが老いや病を引き起こす大きな要因だという衝撃の事実が明らかになっています。 こうした年齢とともに増える病気そのほとんどは免疫細胞が深く関わっているのです。 世界で初めて捉えられた肝臓内での免疫細胞の姿です。 実はそうではなくて、実際には活性化されたマクロファージが血管を硬くしたり、狭くしたりそういったことによって動脈硬化が起こっているということが分かってきてます。 サイトカインは先ほどもご紹介したとおり免疫細胞が放出する物質です。
じゃあ、ずっとちゃんと働いてたリーダーなのにある日、突然もう僕やんなったって言ってT細胞自体が要するに暴走細胞になってたってことですか。 免疫細胞たちのリーダーT細胞はなぜ、暴走してしまうのか。 あれは一つずつのアンテナが異物の、その病原体にそのあとT細胞に待ち構えているのが厳しい選別です。 免疫細胞も同じ原則が貫かれています。 思春期以降は、細胞からの十分なケアは期待できない。 ところが山中ファクターを入れると受精卵のような万能細胞に逆戻り。
iPS細胞に変えてT細胞は全然増やすことできないんですがiPS細胞にすると増やすことができますので。 でも、いちゃもんつけるようでなんですけどもiPS細胞ってものもいわば自分の体にとってはよそ者じゃないですか。 iPS細胞そのものを体に入れると、恐らく免疫が攻撃すると思います。 今、例えば交通事故とかスポーツで脊髄損傷になったら今の運命というのはそのあと、もう車いすしかないんですがただ、今どんどんiPSをはじめいろんな医療でその運命だけじゃなくなる可能性がある。