♪～王妃様 そのお言葉はつまり ヨニン君が…。 王様の ご寵愛を信じての事か？王妃様。 王様のご寵愛をかさに着て そなたが女官たちの上に立つ王妃様が何が真実で 何が偽りか見極められぬのなら女官たちは もちろん 王室と国までもが揺らいでしまいます。 おそれながら内命婦の一員 王室の先達として王妃様のために私が すべき事です。 王様が ヨニン君をかばえば幸い 王妃様が率先して動かれています。 皆のためを思って王妃の座を固辞されたのにどうして淑嬪様が追い詰められるのです？連中にはヨニン君様の存在が 脅威だ。
なに？これは 監察府に残された王室の婚礼に関する記録です。 これによれば 側室が産んだ世子様以外の王子は母親が 相手を選ぶのに関与した例がいくつも ございます。 私たちがいる時が掌楽院は 全盛期だったんだ。 だけど それが何ですか？淑嬪様に伝えてくれぬか？我が家からもアハハハハ！ お宅が ヨニン君様のご姻戚になろうと？何だ うちの一門なら十分ではないか。 誰なんだ！？ 言ってみろ！職も無い 遊び人が！何だと！？ これでも 私は掌楽院の副署長だったんだぞ！それが どうした。
そこにある チャ・デウンやク・ミノの家は 名門で文句のつけようが無く その娘もまた 人一倍 気品があるとか。 老論は これが最善とお考えですか？私は 皆が ヨニン君に完璧な家を推薦してくれるかと思っていたのですが正直 失望しました。 ヨニン君様のため もっと確かな後ろ盾が欲しいのだろう。 強い味方となってくれる者をヨニン君のそばに置きたい。 東宮殿から下げた膳か？はい 淑嬪様。 世子様。 世子様。 つらいからヨニン君を遠ざけているだけで心では ヨニン君の事を案じ不憫に思われています。 心の声世子様。
なぜ こちらへ？えっソ・ジョンジェ先生に会いにですか？はい。 はい ソ・ジョンジェの娘をヨニン君の相手にと思っております。 今回の件と関係なく 淑嬪様は前から 決めておられました。 ヨニン君様の後ろ盾となる政治的な力のある名家は他に いくらでもあります。 なに？ソ・ジョンジェならば守る事ができるかもしれません。 なに？どういう事だ？ソ・ジョンジェが ヨニン君様を守る？先生の話を伺って ここに来た事がこのような形で 功を奏するとは。
しかし南人は どうするのですか？チャン・ムヨルが粘れば説得は難しいのでは？王様。 婚礼だけ挙げ 宮殿を出るのは数年 延ばしては？ですが それは 法に反する事です。 王子は婚礼後 宮殿を出るものとさようでございます 王様。 その昔中宗大王の王子 福城君様が婚礼の２年後に宮殿を出られた例があります。 王様のお言葉どおり宮殿の外での暮らしはまだ危険です。 ゆえにヨニン君様を守るため 宮殿にとどめるべきではないでしょうか。 本当に チャン・ムヨル殿の発言で宮殿に残る事に？私は 決して黙って やられてはいない。