クローズアップ現代「命を懸けた一票~混迷のアフガニスタン〜」

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この番組のまとめ

テロの脅威の中、行われたアフガニスタンの大統領選挙。 ことし末までには、治安維持に大きな役割を果たしてきたアメリカをはじめとする国際部隊の大部分が任務を終え撤退すると見られていまして治安維持を含め国づくりに向けたすべての責任はアフガニスタンの人々が担うことになります。 そして自立に向けて支援が続けられてきたのですがアフガニスタンの治安は今皮肉にも、この13年間で最悪ともいわれるほど悪化しています。 大統領選挙に期待を寄せてきたファティマさんたちにも動揺が広がりました。

若い人たちが、自分たちの手で、国をどうにかしなければならないという強い気持ちが、冒頭でも見られたように、アフガニスタンの若い人たちの情熱を感じるんですけど、一方で、ここに来て、タリバンが勢力を拡大している、なぜ拡大できてるんでしょうか?まず、復興の遅れや、カルザイ政権の腐敗に対する国民の失望に加えまして、軍事作戦での市民の犠牲などによる反米感情に乗じて、タリバンは勢力を広げているんです。 アフガニスタンの治安維持に大きな役割を果たしてきたアメリカ軍今後の治安維持を担う現地の軍や警察の育成を急いでいます。

今回の選挙で、正統性のある人だというふうに、国民から見られると思いますか?やはり選挙結果、そしてその選挙結果を巡っての異議申し立て、そして異議申し立てに対しての、独立選挙委員会のほうの裁定など、いろんなことがまだ残されていますけれども、少なくともその異議申し立てなどが、あまり変な形で出ずに、誰もが勝ち、そして負けをはっきりと認識して、次の大統領として、国民がきちんと納得できる人、これがもう、最終的にはとにかく必要ですね。