クローズアップ現代「復活するアルカイダ ~テロへ向かう世界の若者たち〜」

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この番組のまとめ

アルカイダといえば同時多発テロ事件など数々のテロ事件を引き起こした国際テロ組織ですが拠点としていたアフガニスタンをアメリカが攻撃し、その後幹部やリーダーが殺害され弱体化しつつあると思われていました。 しかし、アルカイダは今急速に復活しているとして国際社会は危機感を強めています。 そして国際社会にとってやっかいなのはアルカイダの勢力が拡散しヨーロッパからも戦闘員を勧誘していることです。 シリアで戦うアルカイダの戦闘員がみずから撮影したという映像です。

ヨーロッパからシリアに向かったその若者たちが、2000人に上ると見られていますけれども、たとえ自分の生活に不満を持っていたとしても、そのジハード、聖戦をしに、シリアに行くというところまでは、かなりの距離があると思うんですけれども、なぜ人々はひきつけられていくんですか?それは、フランスを中心とした西欧社会の社会的な条件の面と、それから、イデオロギーの両方から見ていったほうがいいと思うんですが、まず条件面からいいますと、特にフランス社会では、移民の統合がうまくいっていない面があります。

背景には湾岸産油国の人々が集められた寄付の一部が反政府勢力の中核の一つアルカイダにも渡っているとしかし支配地域では、市民への厳しい弾圧が行われていることがアルカイダの掲げるイスラムの教えに背いたとする市民をうかがわせています。 アメリカがイラクの混乱を収束させないまま撤退するなど中東への関与を弱める中アルカイダの押さえ込みはますます難しくなっているのです。 かつて破綻国家、アフガニスタンがアルカイダの拠点だった。