さらにこうした高齢者の減少が新たな人口移動を生んでいます。 高齢者が減少若年女性が流出することで存亡の危機に陥る地方。 高齢化といえば高齢者の人口が増えていると思いがちなんですけれども実際には高齢者の人口が減っている自治体が少なくなくそのことによって地域経済そして雇用に大きな影響が及ぶのではないかと懸念されています。 高齢者の人口が減っている自治体が多かった県の一つが徳島県です。 徳島県を拠点に81の高齢者施設を展開する日本最大級の社会福祉法人の理事長です。
山崎さん、今ね、シミュレーションを2つ見てきたんですけれども、専門家チームが行ったそのシミュレーションでは、2040年に、このギャップはなぜ生まれたんでしょうか?端的に言いますと、将来の人口移動に対する予測が違うんです。 こうした傾向が、今後も続くと見ているのが専門家のグループで、5年後ぐらいに収束するというふうに見ているんですか?国は人口移動は活発な時期と、停滞する時期が繰り返されると見ているんです。 一方、専門家のシミュレーションでは、都市から若年女性たちの流入がずっと続くと見てるんですね。
鍵を握っているのは、その若年女性の動向ですけれども、減っていくことによって、女性たちが大都会に出てくる傾向が見られてきたという。 やはり働く場、要は、所得、収入をどこで得るのかという問題なんですが、今、VTRにもありましたとおり、これまでは介護の現場というのは非常に有力な場だったんですが、なかなか地方で、特に若年の女性に合った仕事を作り出すことが、今までできていない。 若年女性の流入が続く東京。 こうした状況の中で東京は女性の未婚率が42%と全国で最も高くなっています。